血液サラサラにする食べ物:海藻

昆布やワカメなどの海藻類に含まれるぬめり成分のアルギン酸には、血糖値の上昇を防いだり、コレステロール値を下げる働きがあり血液サラサラを目指すには効果的と言えます。

昆布は血圧を下げると言われていますが、これはアルギン酸の作用によるものです。

アルギン酸は水溶性食物繊維の一つで海藻多糖類の一種です。

アルギン酸は、コレステロールを減少させ、血液を降下させる働きがあり、そのほかにも便秘解消、動脈硬化の予防などの作用もあります。
貧血や便秘にもよく、最近ではガンの予防にも効果があるといわれて研究されています

血液サラサラに効果的なアルギン酸は、ワカメ、昆布、ひじき、あらめなどの海藻類に豊富に含まれますが、その量はワカメが圧倒的に多く、ワカメの乾燥重量の40%~60%がアルギン酸です。

ワカメに続いてアルギン酸が豊富なのは昆布で、乾燥重量の30%程度含まれています。

昆布は、お味噌汁や料理のだしを取るのに使うことが多いと思います。
だしには、アルギン酸は少ししか溶け出さない性質がありますので、血液サラサラを目指すには、だし用として使うだけなく、昆布そのものを食べるようにしましょう。

また、アルギン酸は体内に吸収しにくい性質があります。
れを解消するにはお酢の吸収力の力を借りるのが有効です。料理に酢を使うことで吸収力を高めることができます。
たとえば、わかめの酢の物などお酢を使った海藻類を積極的に摂取すると血液サラサラに効果があります。


                                     

メタボ基準とは

メタボ基準は、日本肥満学会などが定めた診断基準です。メタボ基準は、脳梗塞・心筋梗塞の予防目的で設定している為、国際糖尿病連合(IDF)のメタボ基準とは異なります。

ウエストが基準値以上、そして血圧値・血清脂質・血糖値の内2項目以上に該当する場合、メタボリックシンドロームに該当します。

ウエスト (男性)85センチ以上
     (女性)90センチ以上
血圧 (最高血圧)130mmHg以上、又は
   (最低血圧)85mmHg以上
血清脂質 (中性脂肪)150mg/dL以上、又は(HDL・善玉コレステロール)40mg/dL未満
血糖 (空腹時血糖)110mg/dL以上


メタボ健診

メタボ健診(特定健診制度)は、2008年4月40歳から74歳までの医療保険加入者を対象に実施することが義務付けられました。メタボ健診の義務化の目的は、増加する医療費の削減です。最近後期高齢者医療制度が話題となりましたが、日本では医療費の増加が続いています。また今後も高齢化の進展により、医療費は増加すると推測されています。その為メタボ健診を義務化することにより、増加する医療費を削減することを狙っています。

メタボリックシンドロームは、自覚症状はほとんどなく、突然心筋梗塞・脳梗塞になることがあります。しかしメタボリックシンドロームに該当する人や予備群の人は、メタボリックシンドロームへの意識が低いのが現状です。その為メタボ健診を義務化することにより、健康への意識を高め、メタボリックシンドロームの予防を啓発しているのです。そして健康への意識を高めることができれば、医療費も削減できるのです。


メタボリック対策

メタボリックシンドロームはお腹や内臓の周りに脂肪が溜まった状態が原因になっています。肥満は、大きく2つのタイプに分かれます。ひとつがお腹の中の内臓の周りに脂肪が蓄積する「内臓脂肪型肥満」。もうひとつが、下腹部や腰、おしり、太ももの周りの皮下に脂肪が蓄積する「皮下脂肪型肥満」です。

メタボリック対策は、「内臓脂肪型肥満」、「皮下脂肪型肥満」ともに必要です。このうち、内臓脂肪型の肥満は、一見、それほど太って見えないことが多いのですが、実は高脂血症、高血圧、糖尿病を引き起こして動脈硬化を進める原因になることがわかってきました。

メタボリックシンドロームとは、一つひとつは軽症でもこうした「内臓脂肪型肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病」など、動脈硬化を進めるリスクを複数併せ持った状態のことをいいます。



メタボリックシンドロームの原因(食生活)

食の欧米化と呼ばれるように日本人の食生活は魚と野菜、豆類を中心としたものから牛肉や豚肉など肉(動物性脂肪)の摂取量が増大しています。また、生活の多様化により朝食を食べない生活スタイルや夜遅くに食事をする生活などが生活習慣病増大の理由とされています。

欧米食は太りやすい食生活意外かもしれませんが、実はここ数十年で日本人の摂取カロリー量は減少しています。しかしながら、生活習慣病として知られる糖尿病はここ数十年で30倍以上にも増加しています。この大きな原因として挙げられているのが食事の欧米化です。

従来日本人は肉中心でなく魚を中心とした食生活を送ってきました。そこに近代化により食事の欧米化がすすみ、現代人は牛肉や豚肉などの肉類を中心とした食生活を送るようになってきました。
この変化により摂取する食品にしめる動物性脂肪の量が増大し内臓脂肪が増大するというメタボリックシンドロームに対するリスクが認識されたのです。

朝食抜き・深夜の食事はメタボへの入り口食生活において食事をする時間帯の変化も大きな原因の一つです。人間の体というものはよくできていて、摂取する時間が空くとその間のエネルギー欠乏を恐れ、食品として摂取した脂肪などのエネルギー源を体内に蓄積してエネルギー切れを防ごうとします。このため、朝食を抜くというスタイルは夕食~昼食まで長く時間を空けることから、摂取した食品のエネルギーの多くを体内に溜め込もうとして必要以上に脂肪として蓄積しようとします。

また、深夜の食事は眠るまでの時間が短くなることから摂取したエネルギーを十分に消費することができませんから、どうように脂肪として蓄積されてしまいます。

こうした食事内容だけでなく食生活の変化もメタボリックシンドロームの大きな原因とされています。



メタボリックシンドロームの原因(生活習慣)

自動車や交通網の普及、掃除機や洗濯機など便利な機械の登場など私たちの生活スタイルは日々便利なものとなっています。その結果現代人の運動量は徐々に減少しており、2000年現在と比較しても運動量は減少しています。こうした運動の減少などは私たちのエネルギー消費量を減少させ、肥満体質としてしまうのです。

2000年と比較した運動量の低下よく言われるものとして歩数で考えて見ましょう。政府が目標とする歩数として2000年に男性8200歩、女性7300歩であったものを2012年までにそれぞれ1000歩ずつアップさせるという健康日本21という取り組みがありますが、2007年の中間報告によると2007年時点では男性7500歩、女性6400歩と大きく減少しています。

現代人は特別な運動を行っている人は多くないため、主要な運動は歩くことです。その歩く歩数が減少していることが、私たち現代人のエネルギー消費量を減少させて、肥満体質に近づけているのです。

人間のカロリー消費の構造人間がカロリーを消費するのは運動だけではありません。人間が一日に消費するエネルギーを分類すると以下のように分類されます。

・基礎代謝:50%(生命活動に必要とするエネルギー消費)
・熱代謝:12%(体温の維持によるエネルギーの消費)
・運動:25%(運動によるエネルギーの消費)
・Neat:13%(運動ではない身体活動による消費)



メタボリックシンドロームの原因(喫煙習慣)

喫煙習慣はメタボリックシンドロームに対する危険因子の一つであるとされています。喫煙により一酸化炭素が体内に入り細胞を酸欠状態にしてしまうほか、血管に対する損傷などを引き起こしてしまいます。

喫煙は動脈硬化など人体へ悪影響を与える大きな原因となる近年では、喫煙の健康被害も多く知られるようになりましたが、メタボリックシンドロームにおいても喫煙は大きな原因の一つであると言われています。メタボ検診においては、喫煙習慣の有無が補助項目とされています。通常は「腹囲が基準以上+中性脂肪・血圧・血糖値のうち二つ以上が基準以上」でメタボリックシンドロームとされるのに対して、喫煙習慣がある場合は「腹囲が基準以上+中性脂肪・血圧・血糖値のうち一つ以上が基準以上」とより厳しい判定をされます。

これは喫煙が肥満に対する影響はないものの、動脈硬化など生活習慣病の原因となる疾患のリスク要因とされるからです。
タバコに含まれるは一酸化炭素は体内を酸化させるさようがあり、これにより様々な健康被害を引き起こします。体内の酸化は老化にも強く影響しているとされており、喫煙習慣は老化の進行を早めるといわれています。

こうした要因から喫煙習慣はメタボリックシンドロームの原因の一つとされているのです。

禁煙するにこしたことはありません。喫煙についての健康被害に関する情報は以下のサイトで紹介されています。



メタボリックシンドロームの原因(遺伝的要素)

遺伝的にメタボリックシンドロームの原因である内臓脂肪を溜め込んでしまう人もいます。また、太る遺伝子意外にも太った場合メタボリックシンドロームになりやすいという遺伝子を持つ人もいます。

太りやすい遺伝子遺伝子には太りやすい遺伝子というものがあり、その遺伝子を持つ人は、それを持たない人と比べて太りやすいという特徴があります。こうした遺伝子は飢餓の時代には非常に有効なものであったのですが、現代においては肥満の原因とされています。

この太りやすい体質の遺伝子を「倹約遺伝子」とよびいくつかの種類があります。代表的な倹約遺伝子としては以下の遺伝子があるとされます。

・ベータ3アドレナリン受容体遺伝子の変異
日本人の約35%が持つ遺伝子。一日あたり200kcalを倹約する。

・UCPI遺伝子多型
日本人の約25%が保持する遺伝子。一日あたり100kcalを倹約する。

こうした遺伝子を持つ場合本人の努力ではどうしようもないということになりますが、あまり食べないのに太りやすいという人はこうした遺伝子を持っている可能性があり、メタボリックシンドロームになりやすいということを自覚して食生活や運動などに期を使う必要があります。

ちなみに、体重が1kg増加するのに必要なカロリーは7000kcalとされています。つまり、上記の遺伝子を両方持つ人はそうでない人に比べて1年で15.6キロも太りやすいということになります。



内臓脂肪がいけない理由

メタボリックシンドロームは内臓脂肪症候群とも言われています。

内臓脂肪が過剰に蓄積されると,脂質代謝異常,高血圧,高血糖が引き起こされます。

 内臓脂肪が蓄積している場合,肝臓にも蓄積されているケースが多く,脂肪肝となっていることもしばしば見られます。

 肝臓にたまった脂肪はなかなか取り除くことができず,自覚症状もほとんど無いために,肝臓が腫れることにより,肝機能低下と共に肝炎を引き起こし,やがては肝硬変や肝臓がんを発症してしまうこともあり,注意が必要です。


内臓脂肪と脂質異常

内臓脂肪は体内の余剰エネルギーを脂肪という形で蓄える組織です。脂肪はグリセリンと3つの脂肪酸が結合した物質で中性脂肪とも呼ばれます。

 内臓脂肪が肥大化すると,脂肪組織から脂肪酸が遊離脂肪酸として放出され,一部はエネルギーとして消費されますが,肝臓に流れ込んだ遊離脂肪酸は脂肪に変換され,血液中に放出されます。

 その結果,血液中の中性脂肪は増大し,高中性脂肪血症となるのです。この中性脂肪と善玉コレステロールは反比例の関係にあり,中性脂肪が増えることにより,善玉コレステロール量が減り,動脈硬化が促進されます。

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 高血中脂肪はレムナントリポタンパクを増加させ,これが動脈壁の緊張を亢進させると共に,血管内皮接着因子を発現させ,動脈硬化が促進されます。

 一方で肝臓で合成される脂肪は,血液中に放出されますが,それでも多くなりすぎると肝臓の中に脂肪が蓄積され,これが過剰になると脂肪肝と言われる症状になります。



内臓脂肪と高血圧

 高血圧は,いくつかの要因があり,遺伝,塩分過剰摂取,肥満などが原因となる本態性高血圧と,ホルモン分泌異常,血管狭窄,心臓病などの疾病による2次性高血圧とに区分されます。

 メタボリックシンドロームで問題となる高血圧は肥満による内臓脂肪増大が原因となる本態性高血圧です。

 肥満により内臓脂肪が増加すると,大型の脂肪細胞が増え,この細胞から分泌される悪玉生理活性物質の1種アンジオテンシノーゲンは高血圧をもたらします。 

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 インスリンは膵臓から分泌されるホルモンであり,ブドウ糖を細胞の中に取り込むはたらきがありますが,内臓脂肪から分泌される悪玉生理活性物質はこのインスリンの効きを悪くしてします。血糖値が上昇するだけでなく,この高血糖を下げようと膵臓はますますインスリンの分泌が増加します。

 その結果,インスリン過剰となり,水分や塩分が体内に蓄積しやすくなり,交感神経興奮状態,血管細胞増殖などが引き起こされ,高血圧となります。

 高血圧の状態が長く続くと,血管壁が傷つくことで動脈硬化を促進させ,これが狭心症や心筋梗塞さらには脳卒中などの重大な疾病につながるのです。

内臓脂肪と高血糖

肥満により内臓脂肪が増加すると,脂肪細胞から分泌される悪玉生理活性物質がインスリン抵抗性を増大させます。
 このインスリンの効きが悪くなることで,血液中のブドウ糖は細胞に取り込まれにくくなり,血液中の糖分が異常に増加する高血糖となります。

 この血糖値が高い状態は,血液中の過剰なブドウ糖が血管壁を傷つけ,そこからコレステロールが入りこむことで動脈硬化が促進され、高血糖を改善しようと膵臓は大量のインスリンを分泌します。

やがて膵臓も疲弊し,インスリンが分泌されなくなってしまいます。このようにして血糖を正常に保てない糖尿病へと進んでしまいます。
    
 糖尿病は神経障害,壊疽,網膜障害からの失明,腎臓障害などの合併症を引き起こします。 

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内臓脂肪が増加することで,血中の脂質が増大し,内臓脂肪から分泌される悪玉生理活性物質により高血圧,高血糖がもたらされます。

 さらにこれらが放置されたままでいると,動脈硬化が進み,やがて心筋梗塞や脳血管障害などの症状となり,これらは生命の危険にも関わります。


メタボリックシンドロームは男性40代から、女性50代後半

メタボリックシンドロームは一般的には、男性では40代、女性では50代後半に問題になってくる言われています。

女性の場合は、閉経してからメタボリックシンドロームに悩むようになります。

女性は、閉経までは内臓に脂肪が溜まりにくいからです。

一方、男性は成人してから過剰な脂肪が内臓に蓄積され始めるのですが、メタボリックシンドロームが問題になってくるのは40代くらいからです。

男性は40代くらいになると、筋肉の衰えが目立ってきます。筋肉が衰えると基礎代謝も低下してきて、脂肪が内臓に貯まってしまうのです。

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内臓脂肪は皮下脂肪より減りやすい

メタボリックシンドロームは、内臓脂肪症候群とも言われています。

男性は皮下脂肪がつきにくく、内臓脂肪はつきやすい、とされています。

標準体重よりも重い人は、まず1年間で5%の減量が目標とされています。例えば体重が70kgの人は、1年間で3.5kg減量です。

��年間で5%というのは、少なく感じるかもしれません。しかし、皮下脂肪より内臓脂肪の方が減りやすいので、たった5%の減量でも内臓脂肪の方が先に減って、しかも中性脂肪の数値も改善されるようです。皮下脂肪が減るのは、その後になるようです。

内臓脂肪が減るだけでも、ウエスト周りはスッキリします。

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腹部CTと内臓脂肪の面積

メタボリックシンドロームかは腹部のCTを撮るのが最も確実です。

CTは、コンピューターによって身体の断層を撮影し内臓脂肪がどの程度あるのかを調べます。

内臓脂肪の面積が100平方センチ未満なら、正常とされています。

外見は痩せているのに、測定してみると100平方センチ以上だったという人もいます。逆に、ウエスト周りが太いのに内臓脂肪が少ないという人もいます。

太っているのに内臓脂肪が少ない人は、皮下脂肪が付いている、ということです。皮下脂肪も多すぎては良くありません。

また、一見痩せている人で実は内臓脂肪が多い、いわゆる「隠れ肥満」は、CT撮影で判明することが多いようです。1度はCTを体験してみることも、いいのかもしれません。

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メタボ対策とダイエット

メタボリックシンドロームを解消するには、ダイエットなしにはありえません。

まず体重を毎日気にすることから始まります。

体重を気にすると、知らず知らず食事に気をつけるようになるから、と考えられています。

��1)毎日決まった時間に体重計に乗る。

��2)入ってくるカロリーを減らす。

��3)消費するカロリーを増やす。

入ってくるカロリーを減らすためには、たとえば、よく噛んで食べることは大変有効な方法です。良く噛んで食べることで、今までより少量の食事で満足できるからです。

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メタボ対策には意識して歩くこと

メタボリックシンドロームを改善するためには、ライフスタイル全体の見直しが必要です。

飽食に慣れてしまった現代人は、一方では運動不足とされています。

意識して歩くことが重要です。

不規則な生活習慣を規則正しく改善する努力も必要です。

例えば夜遅くに食事をしてしまう、朝食を抜くといった食事の習慣を見直すことも大切です。

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メタボ対策にはストレス解消

ストレスは、あらゆる病気の原因です。

食事制限や禁煙時のストレスなどは、どうしても我慢しなければならないものです。

ストレスとうまく付き合わなければいけません。

例えばイライラしやすい性格の人は、きっとストレスが溜まりやすいでしょう。性格を変えるのは難しいかもしれませんが、ストレスの解消を心がけることくらいはできるハズです。

趣味を持ったりして気分転換をはかることもいいです。

そしてその趣味や気分転換が運動にもなるのであれば、なお良いことです。

ストレスによってヤケ酒やヤケ食いをしないように心がけることも大切です。

メタボリックシンドロームの対策には、このような小さなことの積み重ねが本当に大切なのです。

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メタボ対策には食事時間を規則的に

メタボリックシンドロームの対策には、3食の食事時間をできるだけ規則的にすること、これが大切です。

食事の時間というのは、忙しいと不規則になってしまいがちです。

どうしても不規則にならざるを得ない場合であっても、また、朝食を摂らないのが習慣になっている人も、とにかく3食は摂るように心がけてください。

そして、間食や夜遅くの食事は禁止することを原則としてください。

毎日同じ時間に、少しづつでも良いので3食きちんと摂ることを心がけてみてください。
  
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有酸素運動で善玉コレステロールを増やす

善玉コレステロールとは、HDLコレステロールのことです。

HDLコレステロールは、悪玉コレステロールを運び出し、動脈硬化を防いでくれます。

HDLコレステロール値は、40mg/dl以上が基準です。

善玉コレステロールを増やす方法は、まず有酸素運動です。

有酸素運動の例として、ウォーキングなどが挙げられます。トレーニングジムなどに必ずあるサイクリングマシンなどもそうです。

息がきれるほどの運動量になれば、無酸素運動になってしまいます。

有酸素運動というのは、息が切れない程度の軽い運動なので、長時間続けられます。長時間続けられることによって脂肪を燃やして体脂肪を減らし、動脈硬化などを防ぐことにもつながるのです。

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メタボ対策と塩分の摂取量

高血圧の予防や対策でよく耳にするのが、塩分の摂取量を減らす事です。

塩分の摂りすぎによって、血圧が高い人が多いとされているようです。

メタボリックシンドロームは、ただ高血圧だからでななく、他にも危険な要因も合わせ持っている人に診断される病気です。または、病気予備軍です。

メタボ対策にダイエットが重要で、食事量なども要チェックです。その食事に量に関係するのが塩分といわれています。

メタボな人の多くは早食いの傾向があり、いわゆるドカ食いをしがち、とされています。

塩分の摂りすぎ、つまりは味の濃い料理は、ついつい食べ過ぎてしまいます。

高血圧の予防の意味からも、薄味を心がけたいものです。

よく噛んで食べると少ない食事量でも満足できるとされ、メタボリックな人はそれを心がけることが重要です。

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食生活でメタボ解消:食事の回数

昔は、食事の回数は一日二回が一般的でした。
足りない分は仕事の合間に間食で補うのが普通でしたが、近年は一日三食へと変化していきました。

食事の回数が一日二食だった時代は、メタボを発症していたのは王侯貴族などの富裕層に限られていましたが、一日三食になった現代ではメタボは一般層にも広がっています。

メタボ発症を左右するのが間食です。

一日三食に加えて間食を摂ると言うことは、体脂肪の元となる余剰エネルギーの摂取を行なうことと同義なのです。

出来るだけ間食を控え、間食するとしても脂肪分や糖分が控えめのものを食べるように心がけましょう。

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食生活でメタボ解消:よく噛んで食べる

食べ物を充分に噛まないで水で流し込んで飲み込むことは、消化に良くないだけでなく肥満の原因となります。
物を噛む事によって脳の満腹中枢が刺激され少ない量でも満腹を感じます。

よく噛まないで水で流し込んでいると満腹を感じるまで食べることになり、食事量が増加してしまいます。

また、充分に噛まないで飲み込むと唾液による炭水化物の分解が進まず、胃や十二指腸に負担を掛けることにもなってしまうのです。

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食生活でメタボ解消:栄養バランスを気にする

現代の食生活は、歴史上で最も豊かであるといわれています。

自分の好きなものだけを食べる偏食の自由も豊かさに比例するように大きくなっています。

偏食は栄養バランスの乱れを生み、体脂肪の元となる脂肪分や糖分の過剰摂取に繋がりやすいのです。

出来るだけ野菜や魚などの健康に良い食材を使った食生活を送るように心がけることが大事です。


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食生活でメタボ解消:食事の時間に気をつける

24時間営業店舗の増加などの社会情勢を受けて、食事の時間が朝・昼・晩ではなく深夜・早朝・昼というようにずれている人も多くなってきています。

食事を就寝前に摂ると炭水化物や脂肪分がそのまま体脂肪に変換され肥満の原因になってしまうのです。

昼に仮眠して夜通し働く必要がある人は、出来るだけ早めに食事を摂るようにして睡眠と消化のタイミングをずらすよう心がけるべきです。

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メタボの原因:[食]にある要因

「肥満とカロリー」
食事は人が生きていくうえで、絶対に必要なものです。
しかし、とりすぎてしまうと、体には悪影響を及ぼしてしまう場合があります。

食事で摂取する、カロリーが多すぎると、消費しきれずに、余分な部分を体に蓄えてしまい、肥満になってしまいます。

最近では、欧米型の食生活や外食が増えその結果、カロリーの過剰摂取にともなう肥満や野菜、海草類不足によるビタミン、ミネラルの不足などになる人が増えています。

肉食は、カロリーも高く、コレステロールや脂肪分の蓄積に関係してきます。
野菜を多く取ることが、肥満対策につながります。

「塩分過多」
味付けの濃いものを好む人は、塩分の過剰摂取になっている可能性があります。
塩分を過剰に取っていると、血圧の上昇や腎臓への負担になってしないます。

間食をすること自体には、問題はありません、食べる量であったり、その内容に 問題がある場合があります。

スナック菓子などは塩分も多く好ましくありません。


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メタボの原因:運動にある要因

「運動不足と肥満」
肥満の原因のひとつに運動不足があげられます。

体を動かすことによって人は体内のエネルギーを消費します。

つまり体を動かしてさえいれば、それだけで、体内に蓄積している脂肪分を減らしています。

現在我々の日常生活において、体を動かす機会が非常に少なくなってきたと思います。

その結果、消費カロリーよりも、摂取カロリーのほうが多くなり、肥満になる人が多くなったといえます。

「現代人の生活」
車での移動、建物を上るときには、エレベーターやエスカレーターの使用など、家での生活もどんどん便利になっています。

電気やテレビ、エアコンなどすべてリモコンひとつで操作できるようになり、洗濯や食器洗いなんかも全自動になり、ちょっとした体を動かす機会も少なくなっています。

「基礎代謝の低下」
基礎代謝というのは、私たちが生きていくには、体を動かしていなくても、呼吸をしたり、姿勢を保ったりと、特に何もしていなくても必要なエネルギーのことです。

基礎代謝は、筋肉の量と密接な関係にあり、筋肉量が落ちると、基礎代謝でのエネルギー消費が悪くなります。

基礎代謝は、年齢と共に低下してしまうので、若いときと同じ食事をしていても、消費カロリーは低下しているので、肥満につながってしまいます。

運動不足になると、さらに、基礎代謝が悪くなり結果、肥満につながってきます。


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メタボの原因:遺伝的要素

遺伝的にメタボの原因である内臓脂肪を溜め込んでしまう人もいますし、太る遺伝子意外にも太った場合メタボになりやすいという遺伝子を持つ人もいます。

太りやすい遺伝子というものがあり、その遺伝子を持つ人は、持たない人と比べて太りやすいという特徴があります。

この遺伝子は飢餓の時代には非常に有効なものであったのですが、現代においては肥満の原因とされています。

この太りやすい体質の遺伝子を「倹約遺伝子」とよびいくつかの種類があります。

・ベータ3アドレナリン受容体遺伝子の変異
日本人の約35%が持つ遺伝子。

・UCPI遺伝子多型
日本人の約25%が保持する遺伝子。

こうした遺伝子を持つ場合本人の努力ではどうしようもないということになりますが、あまり食べないのに太りやすいという人はこうした遺伝子を持っている可能性があり、メタボになりやすいということを自覚して食生活や運動などに期を使う必要があります。

体重が1kg増加するのに必要なカロリーは7000kcalとされているので、上記の遺伝子を両方持つ人はそうでない人に比べて1年で15.6キロも太りやすいということになります。


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メタボの原因:喫煙習慣

喫煙習慣はメタボにの危険因子の一つであるとされています。

喫煙により一酸化炭素が体内に入り細胞を酸欠状態にしてしまうほか、血管に対する損傷などを引き起こします。

喫煙は動脈硬化など人体へ悪影響を与える大きな原因となることも知られるようになりましたが、メタボにおいても喫煙は大きな原因の一つであると言われています。

メタボ検診においては、喫煙習慣の有無が補助項目とされています。通常は「腹囲が基準以上+中性脂肪・血圧・血糖値のうち二つ以上が基準以上」でメタボとされるのに対して、喫煙習慣がある場合は「腹囲が基準以上+中性脂肪・血圧・血糖値のうち一つ以上が基準以上」とより厳しい判定をされます。

これは喫煙が肥満に対する影響はないものの、動脈硬化など生活習慣病の原因となる疾患のリスク要因とされるからです。

タバコに含まれるは一酸化炭素は体内を酸化させるさようがあり、これにより様々な健康被害を引き起こします。体内の酸化は老化にも強く影響しているとされており、喫煙習慣は老化の進行を早めるといわれています。

        
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脂肪とは:皮下脂肪

皮下脂肪というのは、皮膚の下にある皮下組織についてしまう脂肪です。

この脂肪のメリットは、身体を外の気温との温度差から守ったり、どこかにぶつかった際の衝撃を吸収したりするということになります。

男性よりも女性に付きやすいと言われている脂肪ですが、皮膚のすぐ下にあるため一度たまってしまうと落ちにくいという欠点があります。備蓄エネルギー用の脂肪になりますので、燃焼しにくいのです。

内臓脂肪によって肥満になるよりは、皮下脂肪が多くついて肥満になる方が生活習慣病などにはなりにくいと言われています。

外見上は肥満と一目でわかってしまいますし、皮下脂肪が付きすぎると身体に負担がかかってしまいますのであまりよくありません。

また皮下脂肪が代謝されない状態でいると、セルライトが発生しやすくなります。

皮下脂肪は、皮膚の下にある脂肪になりますので、つまむことができます。そのため、皮下脂肪の厚さで肥満度をチェックすることができるのです。正確なチェックではないのですが、自分がどれくらいの肥満なのかをなんとなく確認することは可能です。

皮下脂肪をつまんでみて、お腹周りが4センチ以上、二の腕が1.5センチ以上、太ももは1.6センチ以上の場合は少々肥満を意識した方がよさそうです。

燃焼しにくい皮下脂肪ですが、運動や食事制限によって徐々に取り除いていくことが可能です。また、皮膚のすぐ下にあるということもあり、マッサージなどの外からの圧力も加えやすくなります。


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脂肪とは:内臓脂肪

内臓脂肪とは、内臓の周りに付く脂肪のことを言います。

この脂肪はたまりやすいのですが、落ちやすいというメリットもあります。

男性、女性共につきやすい脂肪で、歳を重ねるごとに付きやすくなってきます。

内臓脂肪がたまって肥満になると、高脂血症や高血圧、糖尿病などを発症させやすくなってしまい動脈硬化などの原因となります。

メタボリックシンドロームという内臓脂肪型肥満の状態を呼ぶ症状が、これらの病気を引き起こしやすい状態になります。

内臓脂肪は身体の内部に付く脂肪になりますので、外見からはわかりづらいものになります。どれくらいの脂肪がついているのかを正確に確認するには、CTスキャンなどを用いて断面映像をチェックすることになります。

体脂肪計などには内臓脂肪が多いか少ないかのチェックができるものもあります。

内臓脂肪がついていたとしても、外見的には痩せているという方もいらっしゃいます。大丈夫だと思っていても、体脂肪率を測定すると値が高いということもあり、隠れ肥満と呼んでいます。

内臓脂肪は筋肉を動かす際などのエネルギー源として利用されていますので、基本的には代謝が活発なものになります。そのため、運動や食事制限をすることによって簡単に落とすことができる脂肪でもあるのです。


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脂肪とは:中性脂肪

中性脂肪は、ぜい肉と呼ばれているもので、お腹などについている柔らかいぜい肉のことです。

基本的に中性脂肪は食事などによって摂取され、体内に貯蓄されるものになります。貯蓄後は体内の重要なエネルギー源となるのですが、すぐに使われることはなく万が一に備えて体内に蓄えられることになるのです。

人間が身体を動かす際には、血中の糖分をエネルギー源として使用することになります。しかし糖分が足りずにエネルギー不足の状態になると、代わりに中性脂肪を使うことになります。また寒い冬場には、体温を一定に保つために断熱材として働くことがあったり、ぶつけたりした時にクッションのような役割を果たすこともあります。

しかし中性脂肪を溜め込むことによって、血液がドロドロになったり肥満になったりしてしまいます。中性脂肪は、適度な蓄積でしたら身体のエネルギーとして使われるため問題ないのですが、使われないまま増え続けるとその過剰分が皮下脂肪や血液に蓄積されることになるのです。

この状態が長期的に続いてしまうと、心筋梗塞や肝硬変などの心疾患や、動脈硬化、脳梗塞のような病気に進展することもあり得ます。コレステロールの摂りすぎも同じように疾患を引き起こすのですが、中性脂肪値が高いのはコレステロールよりも危険だと言われています。

エネルギーを消費すれば段々と減っていく脂肪になりますので、特に有酸素運動などの運動を繰り返していくことによって中性脂肪は徐々に減っていきます。


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脂肪とは:体脂肪率

体脂肪率というのは、体重に対しての脂肪の割合のことです。体重が50キロの方の脂肪が15キロだった場合の体脂肪率は30%、脂肪が10キロだった場合の体脂肪率は20%ということになります。

体脂肪率の目安は、30歳未満の男性の方の標準値が14%~20%くらいになります。

30歳を超えた男性の方は17%~23%くらいが標準値となっています。逆に体脂肪率が25%を超えてしまう場合は肥満と判断されます。

女性の方は男性よりも体脂肪率が高くなります。30歳未満の女性の方の標準値は17%~24%となります。30歳を超えた女性の方は20%~27%となっています。肥満と判断されるのは、体脂肪率が30%を超える方です。

ご存じのとおり、体脂肪率が高いと様々な病気を引き起こす原因となります。しかし反対に、体脂肪率が低すぎる場合も身体に異常が出てくる場合があります。

体脂肪率が、男性の場合は5%未満、女性の場合は15%未満の場合は風邪や感染症にかかりやすくなったり、女性は生理不順を起こしたりすることもありますので気を付けましょう。

普段から運動をしている方としていない方とでは、身長や体重が同じくらいであったとしても体脂肪の比率が変わってきます。

          
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脂肪とは:セルライト

セルライトとは脂肪のかたまりのことで、太ももやお尻の皮膚にできやすいです。

表面から見ても脂肪のかたまりがデコボコになっています。

見た目がオレンジの皮のようにも見えるため、オレンジスキンと呼ばれることもあります。

このデコボコは、皮下脂肪と体内の老廃物が集まって固まってしまったものになり、有酸素運動などの脂肪燃焼方法では取り去ることが難しいと言われています。

脂肪細胞は、身体の血行が悪くなったり身体が冷えてしまうと燃焼率が下がってしまいます。燃焼しきれなかった脂肪細胞は、大きな塊となってセルライトとなるのです。

冷え症の方や身体がむくみやすい方などは、セルライトができやすいと言われています。

外見的に痩せて見えるような女性でも、多くの方がセルライトを持っているという傾向にあります。

セルライトは定着してしまうと非常に取りにくいものになりますので、そうなる前に除去しなくてはなりません。

皮膚の下で脂肪と老廃物が固まったものになりますので、食事制限などをしても除去することは難しいものになります。

基礎代謝の低い女性にできやすいものなのですが、セルライトができてしまった女性はクリニックなどに行って、セルライトを除去する専用の機械などで取り除くことが可能です。

セルライトがあるからと言って、特に大きな病気の原因になるようなことはないのですが、むくみや冷え症を悪化させることはあるようです。

セルライトができないように、普段から脂肪の蓄積を防ぐ脂肪燃焼運動を続けていきましょう。


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女性が太りやすいワケ

女性の身体は、男性に比べると脂肪が付きやすくなっています。脂肪の質などは変わらないのですが、女性の場合は子供を産み育てるという必要があるため、より多くの脂肪を蓄えなければならないのです。

子供を産む際の飢餓に備えるために、女性の身体は全体が丸みを帯びています。これは身体が皮下脂肪を蓄えてるのであり、子を身ごもった際には胎児を保護したりするために必要になってきます。

女性ホルモンは体内で様々な働きをするのですが、その働きの一つとして脂肪を作るというものがあります。男性と比べると女性の体脂肪率は10%ほど多いのですが、これは女性ホルモンの働きだと言われています。

特に小学校高学年頃の思春期になると、女性は内分泌腺の活動が盛んになります。女性ホルモンの分泌が多くなるため、体重が急激に増えて皮下脂肪が付きやすくなります。この時期を迎えて体つきが女性らしくなり、初潮を迎えることになります。

この時期はダイエットに関心を持つ時期でもあるため、太ったと勘違いして無理に痩せようとしてしまいます。拒食症になったり、逆に過食症になってしまうこともありますので注意しなければなりません。

妊娠中も無意識に食べる量が増えていきます。しかし妊婦さんは基本的に運動量が少ないため、妊娠中は太りやすいのです。

出産を終えたとしても授乳期にさらに太ることもあります。


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糖尿病とメタボリックシンドローム

内臓脂肪が増加した状態では血糖を下げるホルモンであるインスリンの働きを悪くするホルモンが分泌されます。また同時にインスリンの働きを良くするホルモンの分泌も悪くしてしまいます。

この状態ではすい臓はがんばってより多くのインスリンを産生するようになり、体内の血糖値を正常に保とうとします。

この状態が長期間続いた場合、すい臓の働きが次第に悪くなり、すい臓のインスリン産生能力が下がってきます。この状態になると食後に産生されるはずのインスリンが産生されなくなることから、体内の血糖値が大幅に上昇し、様々な合併症を引き起こすことになります。

糖尿病と合併症
糖尿病には多くの合併症が存在することが明らかになっています。いかに一例を挙げます。

・心筋梗塞
・脳梗塞
・閉塞性動脈硬化
・腎症
・網膜症

糖尿病の治療法糖尿病の基本的な治療法は食事療法および運動療法です。車輪の両輪にたとえられるように、糖尿病の治療法は食事と運動の両方をこなしていく必要があります。


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血液サラサラと病気:冷え性

冷え性とは、体が冷えているように感じたり、手足が冷たく感じる症状でsu.
冷え性は女性に多い症状ですが、実は男性も少なからず発症しています。
しかし、女性に多く発症していることから、一般には女性の病気と思われています。
なぜ冷え性が女性に多いかと言うと、生理と関係しているからです。
冷え性は女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の乱れが血行不良を招き、手足を冷たくしているのです。
最近では、若い女性でも冷え性に悩んでいる方が多くなっているのは、露出の多い服装や、冷房の効いた部屋に長時間いること、油の多い食品を多食して血液がドロドロになり、血行が悪くなっていることが考えられます。
辛い冷え性を克服するためには、まず冷たくなっている部分を温めることが大切です。
冷え性の人は、血行(血流)が悪くて手足が冷たくなっているからです。
お風呂に入ると肩こりなどが緩和されるのは、血管が拡張し血行が良くなることによって、その痛みから一時的に開放されるからです。
同じように冷え性もお風呂に入ると血管が拡張し、血行が良くなることによって、その痛みが緩和されるのです。
時間と共に体温が下がり、血管が収縮することによって血流が悪くなると、また冷えが戻ってきます。
冷え性の改善には体の芯から温めるように、血管の拡張・収縮とは関係なく、血液をサラサラに保ち、全身の血液循環を良くすることが大切なのです。
手や足の指先には、細い抹消血管がたくさんあります。
抹消血管の血流が改善されば、冷え性から開放されるのです。

                

血液サラサラと病気:血栓

血栓とは、血管の中で出来る血の塊のことで、血栓が血管を塞いでしまうと、そこから先に血液が行かなくなり、細胞に酸素や栄養分の供給が出来なくなり細胞は壊死してしまいます。
心臓で起きれば心筋梗塞となり、脳血管で起きれば脳梗塞となります。
日本人の死亡原因の1位:悪性腫瘍(ガン)、2位:心臓疾患、3位:脳卒中になっており、心臓疾患の90%は心筋梗塞、脳卒中の70%は脳血栓による脳梗塞と言われています。
血管内に血が詰まる血栓は死亡原因と大きく関係しているのです。

血栓ができる理由
ドロドロ血液が血管内で血管を傷つけ出血が起こると、血液成分の一つである血小板が集まり出血を止めるように作用します。

次に、損傷を受けた部分が修復されるわけですが、それは血漿に含まれるフィブリノーゲンというタンパク質がフィブリンという繊維素に変換されて、血管の修復作業が行われます。
そのフィブリンがいわゆる血栓です。
血栓の正体がフィブリンという繊維素ということがわかっても、心筋梗塞・脳梗塞の解決にはなりません。
解決法の一つとしては、血管を傷つけるドロドロ血液から、血管を傷つけないサラサラ血液にすることです。
血液の流動性を高めて、血管内の抵抗を少なくすることが心筋梗塞・脳梗塞のリスクを下げることになります。
心筋梗塞・脳梗塞を体験された方、または高脂血症・糖尿病の方の血液は、ドロドロしていると言われています。
血液をサラサラに保つことが心筋梗塞・脳梗塞を起こさないことになり、心筋梗塞・脳梗塞の再発の予防になるのです。

                      
                         

血液サラサラと病気:高血圧

国民病と言われている高血圧は、日本の人口の27パーセント(3500万人)が発症しており、高齢化社会が進むにつれ、高血圧の方の割合も増加の一途を辿っています。
高血圧とは、血液が流れる血管内部の圧力が高まり、基準値(上140/下90)を慢性的に超えている状態です。
高血圧はサイレントキラーと呼ばれています。
理由は、高血圧は初期において特別な自覚症状がなく、少しずつ慢性化し、脳血管障害・脳梗塞・心不全・心筋梗塞などの命に関わる病気や麻痺を突然発症し、患者を絶望の危機に追い込むことがあるからです。
高血圧の原因には、原因がはっきりしている二次性高血圧(10パーセント)と、原因がはっきり特定できない本態性高血圧(90パーセント)の二種類があります。
二次性高血圧は病気との関係があり、病気を改善すれば高血圧も治りますが、生活習慣が関係している本態性高血圧は、原因の特定が出来にくいと言われています。
本態性高血圧の原因は特定できないにしても、生活習慣が深く関係していることから考えられるのは、脂肪分の多い食事・運動不足による肥満・塩分過多・喫煙・過度の飲酒・動脈硬化・ドロドロ血液などと予測できます。
病院で高血圧と診断されて処方される薬は、血液をサラサラにする降圧剤です。
これは血液の粘性を下げて血液サラサラにして、抹消血管でスムーズに血液が流れるようにして、高血圧を下げようとするものです。
医療の分野でも高血圧を下げる手段として、血液サラサラにするお薬が処方されています
¥肥満や動脈硬化を改善し高血圧を下げるには時間がかかります。
簡単に高血圧を下げるには、血液サラサラにすることが大切です。
アルカリ性食品(梅・酢・昆布)を積極的に摂取し、血液サラサラにするだけでも高血圧は解消されるのです。

               

血液ドロドロの原因:活性酸素

過剰な活性酸素は体のあらゆるところを酸化させ、全身の老化を早めます。
過剰な活性酸素により血液が酸性化に傾くと、血液中の低比重リポタンパク(LDLコレステロール)が酸化され血液がドロドロになり、超低比重リポタンパクとなり動脈硬化を促進させます。
活性酸素は適度にあると体の中では良い方向に働きますが、過剰に発生した場合は体の中をサビつかせ、悪い方向に働きます。
活性酸素の原因には、タバコ・飲酒・ストレス・紫外線・環境ホルモンなどが挙げられます。
他にも、基礎代謝の低下・甘い食べ物の摂り過ぎ・脂肪分の多い食事・活性酸素が血液ドロドロの原因になります。
血液細胞の赤血球や白血球・血を止める血小板の異常からも、血液ドロドロになります。

活性酸素の発生する原因

体内に取り込まれた酸素は赤血球によって細胞へ運ばれ、脂肪や糖分を燃やしてエネルギーを発生させるのに使われます。
その際に消費された酸素の2%は活性酸素となります。
さらに、紫外線やタバコなど色々なものが活性酸素の発生に関係があります。

喫煙

喫煙は肺ガンなどの疾患を引き起こしますが、ガン細胞発生の原因である活性酸素を増やす要因となります。タバコの煙を吸うと、白血球は除去しようとして多量の活性酸素をつくります。また、タバコの煙にも活性酸素のひとつ過酸化水素が含まれています。さらに、抗酸化物質のビタミンCも破壊されてしまいます。タバコは1本で100兆もの活性酸素を発生させます。

ストレス

ストレスホルモンの一種であるコルチゾルが免疫機能の重要な役割をになうNK細胞の機能を停止させ、生成時に活性酸素も発生させます。
「紫外線」
紫外線の刺激でも体内に活性酸素が発生します。晴れた日にする布団干しや衣類の虫干しは雑菌に紫外線を浴びさせて活性酸素を大量発生させ、雑菌に死んでもらうのが目的です。

油の多い食事

食事から摂取した脂質は腸内で分解されますが、分解されないで残った分は肝臓で解毒され、
その代謝過程で、活性酸素が発生します。

コレステロール

コレステロールの表面にある脂質は活性酸素と結びついて酸化し、血管内に付着し、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの原因となります。

激しい運動

激しい運動をすると一時的に筋肉が虚血状態になります。その後再開した血流は大量に活性酸素を発生させます。

運動不足

運動不足で抗酸化酵素の働きが低下し、活性酸素が増えていきます。

ウイルス

ウイルスが侵入した体は対抗策として白血球を使って活性酸素を発生させますが、このウイルスと活性酸素の戦いが長引くにつれ活性酸素の生産量がだんだん多くなっていきます。

大気汚染

大気汚染の原因となる窒素化合物は強力な酸化物質で、活性酸素増加の原因となります。

血液ドロドロの原因:脂肪分の多い食事

脂肪分はエネルギーとして、コレステロールはホルモンの原料として体の中で大切な働きをしています。


しかし、過剰に偏った場合には、血液中の脂分が増えて、ドロドロ血液の大きな原因となります。


更年期に多くの人が発症している高脂血症も、このように脂肪分の多い食事や運動不足が原因で、ドロドロ血液になっているのです。

高脂血症とは
 高脂肪血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が増加した状態です。

コレステ ロールは、ホルモンの材料になったり、細胞膜作る、脂肪の吸収を助ける、といった働 きがあります。

中性脂肪はエネルギー源として働きますが、過剰になるとからだに障害をもたらします。

糖尿病と同様に自覚症状に乏しく、動脈硬化によって重篤な病気を引き起こすのが特徴です。

現在患者数は約700万人いるといわれており、増加傾向にあります。 

血液ドロドロの原因:高血糖

血液中の糖分(血糖)が高くなると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖と結び付いて全身の細胞にエネルギーとして運ばれます。

このインスリンの分泌が充分でなかったり、効かなかった場合に発症するのが糖尿病です。

糖尿病の方は、血液中のプラスに電化した水素イオンが原因で、血液がドロドロになり、体質も酸性化に傾き、動脈硬化の原因にもなります。


             



     

血液ドロドロの原因:基礎代謝の低下

加齢による老化・運動不足が原因で身体の代謝機能が低下すると、体内に溜まった老廃物の回収と排出が鈍くなってきます。


血液中に老廃物が溜まりやすくなると、血液の流動性が低下し血液がドロドロになることがあります。


偏ったダイエットで筋肉が落ち、リバウンドで脂肪が増えた場合もになり血液がドロドロます。



                  



        

血液サラサラにする脂肪酸:体の内側からきれいになる


油の摂り過ぎは肥満や生活習慣病の元ですが、たんばく質や糖質と並んで、きれいと元気のためには不可欠な三大要素の一つです。
また、油の成分である脂肪酸のうち、体内でほとんど合成できないために、食物から摂ることが必要なものを「必須脂肪酸」と呼んでいます。
この「必須脂肪酸」が不足すると、成長が妨げられたり、皮膚や生殖機能などに障害が起こってきます。
油は、この必須脂肪酸の供給源であり、体内で様々な重要な働きをしています。
必須脂肪酸には、オメガ6脂肪酸(リノール酸)とオメガ3脂肪酸(αリノレン酸・リノレン酸)と呼ばれる脂肪酸があります。
オメガ6脂肪酸は、マーガリンや食用油などの食材に含まれている成分なので、普通の食生活でも十分に摂取でき、不足の心配はありません。
一方、オメガ3脂肪酸が含まれている食材は不足しがちです。
オメガ3脂肪酸とは、青魚などの魚油に含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)です。
必須脂肪酸は、それぞれ独立した形で体の中で作用しますので、大切なのはオメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸をバランスよく摂取することです。


              

血液サラサラにする脂肪酸:脂肪酸の種類


脂肪酸の種類

油の成分である脂肪酸には、色々な種類があり、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられます。
不飽和脂肪酸はさらに系列が分かれ、それによって、体内での働きも異なってきます。
どんな油も1種類だけの脂肪酸から出来ているわけではなく、何種類かの脂肪酸で構成されています。
どの脂肪酸がどれくらい含まれているかで、油の質が決まるのです。

脂肪酸をバランスよく摂る

脂肪酸は、それぞれ体内で重要な働きをしています。
しかし、いくら体に良い働きをする脂肪酸でも、偏って摂り過ぎると害が起こります。
脂肪酸の偏りは、自分では意識していなくても、知らず知らずに起きていることが多いので要注意が必要。
例えば、ポテトチップスなどのスナック菓子やファーストフード・コンビニフードなどには、リノール酸がたっぷり含まれています。
また、肉類にはアラキドン酸が豊富です。
そのため、現代人の食生活はリノール酸、アラキドン酸が過多になりやすくなっています。

油の性質を決めるのは脂肪酸

基本的には、色々な脂肪酸をバランス良く摂ることが大切ですが、体質や健康状態に合わせて脂肪酸の摂り方を考えることが必要です。
例えば、アトピーなどのアレルギー症状が気になる人は、n-6系の脂肪を減らして、n-3系を増やすようにしましょう。
紅花油の代わりにシソ油を使ったり、肉類を控えて魚を食べるようにします。
血中コレステロール濃度が高い人は、飽和脂肪酸を減らして、不飽和脂肪酸を増やしましょう。
例えば、肉類やバターなどを控えて、魚や植物油に替えて、食物繊維の量を増やします。



           



             

血液サラサラと病気の関係:冷え性


冷え性とは、体が冷えているように感じたり、手足が冷たく感じる症状であり、定義としては「特定の部分が冷えること」とされています。
この冷え性は女性に多い症状ですが、実は男性も少なからず発症しています。
しかし、女性に多く発症していることから、一般には女性の病気と思われています。
冷え性が女性に多いかと言うと、生理と関係しているからです。
冷え性は女性ホルモンの乱れが血行不良を招き、手足を冷たくしているのです。
若い女性でも冷え性に悩んでいる方が多くなっているのは、露出の多い服装や、冷房の効いた部屋に長時間いること、油の多い食品を多食して血液がドロドロになり、血行が悪くなっていることが考えられます。
辛い冷え性を克服するためには、まず冷たくなっている部分を温めることが大切。
冷え性の人は、血行(血流)が悪くて手足が冷たくなっているからです。
お風呂に入ると肩こりなどが緩和されるのは、血管が拡張し血行が良くなることによって、その痛みから一時的に開放されるからです。
同じように冷え性もお風呂に入ると血管が拡張し、血行が良くなることによって、その痛みが緩和されるのです。
時間と共に体温が下がり、血管が収縮することによって血流が悪くなると、また冷えが戻ってきます。
冷え性の改善には体の芯から温めるように、血管の拡張・収縮とは関係なく、血液をサラサラに保ち、全身の血液循環を良くすることが大切なのです。
手や足の指先には、細い抹消血管がたくさんあります。
抹消血管の血流が改善されば、冷え性から開放されるのです。


              

血液サラサラと病気の関係:血栓


血栓とは、血管の中で出来る血の塊のことで、血栓が血管を塞いでしまうと、そこから先に血液が行かなくなり、細胞に酸素や栄養分の供給が出来なくなり細胞は壊死してしまいます。
これが心臓で起きれば心筋梗塞となり、脳血管で起きれば脳梗塞となります。
日本人の死亡原因の1位:悪性腫瘍(ガン)、2位:心臓疾患、3位:脳卒中になっており、心臓疾患の90%は心筋梗塞、脳卒中の70%は脳血栓による脳梗塞と言われています。
つまり、血管内に血が詰まる血栓は死亡原因と大きく関係しているのです。
なぜ血栓はできるか
それは、ドロドロ血液が血管内で血管を傷つけ出血が起こると、血液成分の一つである血小板が集まり出血を止めるように作用します。
次に、損傷を受けた部分が修復されるわけですが、それは血漿に含まれるフィブリノーゲンというタンパク質がフィブリンという繊維素に変換されて、血管の修復作業が行われます。
そのフィブリンがいわゆる血栓の正体です(すり傷などの表面にできるかさぶたと同じ)。
しかし、血栓の正体がフィブリンという繊維素ということがわかっても、心筋梗塞・脳梗塞の解決にはなりません。
解決するには、どうしたら血栓を作らずに済むかを考える必要があります。
その解決法の一つとしては、血管を傷つけるドロドロ血液から、血管を傷つけないサラサラ血液にすることです。
血液の流動性を高めて、血管内の抵抗を少なくすることが心筋梗塞・脳梗塞のリスクを下げることになります。
心筋梗塞・脳梗塞を体験された方、または高脂血症・糖尿病の方の血液は、ドロドロしていると言われています。
血液をサラサラに保つことが心筋梗塞・脳梗塞を起こさないことになり、心筋梗塞・脳梗塞の再発の予防になるのです。


              

血液サラサラと病気の関係:ダイエット


ダイエット法には、食事と関係する「食事制限、脂肪抑制、脂肪燃焼、糖質抑制」や、運動と関係する「有酸素運動」など様々なダイエット法があります。
肥満になった原因から考えてみても、食事制限と運動を組み合わせた方法が最も有効だと思われます。
しかし、食事制限と運動を組み合わせたダイエット法を試してみても、なかなか痩せないのはなぜでしょうか?
答えは「既に血液がドロドロしているから」です。
肥満気味の人は、体質として血液そのものがドロドロして、細い血管(毛細血管)を通りにくいことから全身の細胞に酸素が充分供給されていないことが考えられます。
細胞の酸欠からエネルギーが消費しにくい体質になっているのです。
つまり、ダイエットに必要な成分をいくら摂っても、細胞の酸欠から効果が現れにくい状況にあるのです。
ダイエットをする場合、細胞でのエネルギー産生は欠かせません。
エネルギー産生とは、エネルギー(カロリー)を消費していることで、それに関わっているのが酸素です。
ダイエットに成功する為には、細胞に酸素が充分満たされている事が大切なのです。
体内で酸素が不足すると、以下のような症状が出てきます。
・脂肪が燃焼しにくい
・基礎代謝の低下
・太りやすい
・頭がフラフラする
・免疫力の低下
・病気になりやすい
・内臓の働きが悪くなる
ダイエットで有酸素運動の話が出てくるのは、有酸素運動(早歩き・水泳・ジョギングなど)をすると心拍数が上昇し、自然発生する一酸化窒素によって血管が拡張され、血行(血流)が良くなり、全身の細胞に酸素が運ばれ、適度な負荷がエネルギーを消費しやすくなるためです。
車で例えると、燃料が燃焼するのには大量の酸素が必要になります。
人間も同じように脂肪が燃焼する為には、細胞内で酸素が充分満たされていることが重要になってきます。
失敗しないダイエットのためには、細い血管でも血行が良く、赤血球と結合した酸素が細胞に運ばれやすい体内環境が必要ということです。
つまり、毛細血管まで酸素を運びやすくする血液サラサラの体内環境が脂肪を燃えやすくするのです。
失敗しないダイエットの秘訣は体内環境として血液サラサラ、そして食事の質・量、適度な運動がキーワードになります。


            

              

血液サラサラと病気の関係:高血圧を予防


高血圧は、日本の人口の27パーセント(3500万人)が発症しており、高齢化社会が進むにつれ、高血圧の方の割合も増加の一途を辿っています。
高血圧とは、血液が流れる血管内部の圧力が高まり、基準値(上140/下90)を慢性的に超えている状態でアメリカでは、高血圧のことをサイレントキラーと呼んでいます。
その理由は、高血圧は初期において特別な自覚症状がなく、少しずつ慢性化し、脳血管障害・脳梗塞・心不全・心筋梗塞などの命に関わる病気や麻痺を突然発症し、患者を絶望の危機に追い込むことがあるからです。
高血圧の原因には、原因がはっきりしている二次性高血圧(10パーセント)と、原因がはっきり特定できない本態性高血圧(90パーセント)の二種類があります。
二次性高血圧は病気との関係があり、病気を改善すれば高血圧も治りますが、生活習慣が関係している本態性高血圧は、原因の特定が出来にくいと言われています。
しかし、本態性高血圧の原因は特定できないにしても、生活習慣が深く関係していることから考えられるのは、脂肪分の多い食事・運動不足による肥満・塩分過多・喫煙・過度の飲酒・動脈硬化・ドロドロ血液などと予測できます。
病院で高血圧と診断されて処方される薬は、血液をサラサラにする降圧剤です。
これは血液の粘性を下げて血液サラサラにして、抹消血管でスムーズに血液が流れるようにして、高血圧を下げようとするものです。
医療の分野でも高血圧を下げる手段として、血液サラサラにするお薬が処方されています
生活習慣は見直せても、肥満や動脈硬化を改善し高血圧を下げるには時間がかかります。
もっと簡単に高血圧を下げるには、血液サラサラにすることが大切です。
身近にあるアルカリ性食品(梅・酢・昆布)を積極的に摂取し、血液サラサラにするだけでも高血圧は解消されるのです。


            

血液サラサラにする飲み物

身体の血液サラサラにする飲み物


お茶

お茶には緑茶や麦茶、ウーロン茶などがあり、それぞれに血液をサラサラにする効果がありますが、中でも特に緑茶は健康茶として一番評価が高いです。


緑茶には渋み成分のカテキンが豊富に含まれています。


このカテキンはポリフェノールの一種で抗酸化作用があり血液中のコレステロールの増加を防ぎ、血中に存在する脂質の値を正常にする働きがあります。


緑茶よりも健康作用は劣りますがウーロン茶や麦茶にもそれぞれ血液をサラサラにする働きがあります。


ウーロン茶に含まれる”ウーロン茶ポリフェノール”は血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす作用があります。



麦茶


麦茶の血液サラサラ効果は緑茶やウーロン茶よりも優れており、この中では1番です。


麦茶の原料の大麦を煎る過程で発生するピラジンという物質が血小板凝集をおさえる作用があり赤血球の流れを良くする働きがあります。


血液サラサラにする飲み物には水が入ると思っている人がいるかもしれませんが、水に血液サラサラ効果がある場合は限られています。


運動後やサウナなどで大量に汗をかき、身体中の水分が減っている場合の血液ドロドロにはサラサラ効果を発揮しますが、それ以外の場面では水を飲んだ程度で血液がサラサラになることはありません。



ワインやビール


ワインは白ワインよりポリフェノールが豊富な赤ワインに血液サラサラ効果があります。


ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、血液中の活性酸素を除去してくれます。


またカリウムが豊富に含まれており高血圧を予防し改善してくれます。


ビールの主な原料である麦芽にはレシチンが豊富に含まれており、脳の毛細血管の血流を良くしてくれ、また脳細胞の老化を予防します。


その他にビールにはビタミンB群(葉酸など)や各種ミネラルが豊富に含まれており、栄養バランスに優れています。


特に葉酸は新しい赤血球を生成するのに欠かせません。


アルコールが苦手な方は、ビールやワインなどを料理に使いアルコールを抜きましょう。


全ての飲み物にいえることですが、飲みすぎは身体に毒です。


緑茶にはカフェインが豊富に含まれ、とりすぎは健康に良くありません。


ウーロン茶は飲みすぎると胃を荒らします。


ビールやワインもアルコールが含まれているので飲みすぎは身体に良くありません。


これらの飲み物ドリンクを上手に日々の生活に取り入れて血液サラサラにしましょう。





           

血液サラサラにする食べ物

血がさらさらになる食べ物は、下記のようなものがあります。

これらの食べ物は効果が高いという意味で他の食べ物では効果がないということはありません。

バランスのよい和食中心の食生活を心がけることです。
大豆製品

大豆にはビタミンB群、各種ミネラルなどが豊富に含まれています。また、特有の成分「大豆サポニン」は、血中コレステロール値を下げ、血栓ができるのを防止する作用が知られています。

納豆

納豆は大豆製品のひとつですが、他の大豆製品の有効な成分に加え「ナットウキナーゼ」という納豆特有の成分を持っています。「ナットウキナーゼ」は、血液サラサラに対する効果が高く、血栓を溶かす作用が薬に匹敵するほど強いといわれています。

ヨーグルト

ヨーグルトは乳製品ですが、タンパク質や脂肪を分解してあるので、牛乳より消化吸収がよい食品です。腸内の乳酸菌がコレステロールを排出するため血液サラサラに効果があることがわかっています。

タマネギ・らっきょう
タマネギやラッキョウの成分「アリシン」には、血小板の凝集抑制作用があり血液サラサラに効果を発揮します。また、血液中の脂質を減らし、糖尿病、高血圧、動脈硬化の予防にもなります。

にんにく

にんにくには、「アホエン」という独特の成分があります。にんにくを100℃以上で過熱すると、「アリシン」が「アホエン」に変化し、血栓防止やコレステロールの抑制などの効果が認められています。

緑黄色野菜

食物繊維が豊富に含まれているためとりすぎた脂肪や有害物質を腸で吸収してくれます。摂取する野菜の種類によって成分は異なりますが、総じてビタミン、ミネラルが豊富で細胞を活性化してくれます。

ねぎ・わけぎ

ねぎの白い部分には、イオウ化合物の硫化アリルが含まれ、血液サラサラ効果が期待できます。また、緑の葉の部分には、ビタミンCやβカロテンが含まれています。

しょうが

しょうがには、ポリフェノールの1種、ショウガオールという成分が含まれています。これには、抗酸化作用、血行促進作用などがあり血液サラサラに抜群の効果をもたらします。

梅干し

クエン酸が梅干しのすっぱさの元です。クエン酸は、体に吸収されにくい鉄やカルシウムなどの脂溶性のミネラルを水溶性に変えて吸収効率を高めます。また、他にも強力な殺菌作用や血液サラサラ効果なども期待できます。

きのこ類

きのこ類は、共通して食物繊維が豊富で、低エネルギーです。食物繊維の特徴であるコレステロールの排泄などの働きがあり、免疫力を高めるβグルカンなどの成分も含まれています。

海藻類

ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。特にぬるぬるした部分に含まれる水溶性食物繊維は、腸内でコレステロールと結びついて便として排出さらます。低エネルギーの食品なのでカロリーを気にせずたくさん食べられるのでダイエットにもよいでしょう。
 
 
 
           

ドロドロ血液と生活習慣病:肥満(内臓脂肪の蓄積)

最近は体脂肪計の普及により健康管理に体重だけでなく体脂肪を気にする人が増えてきました。それだけ肥満があらゆる生活習慣病の原因になる事が普及してきた事でもあると思います。

肥満は大きく分けて「皮下脂肪型肥満」と「内臓脂肪型肥満」があります。「皮下脂肪型肥満」は女性に多く見られる肥満で下半身に脂肪がつきやすくなります。

 肥満で注意したいのは、内臓の周りに脂肪がついてお腹がぽっこり出る「内臓脂肪型肥満」で、これは男性に多く見られます。

内臓脂肪は通常の体重測定ではわかりにくく、体重や体脂肪が正常の範囲内でも生活習慣病にかかりやすくなってしまいます。日本人の場合、欧米人に比べて内臓脂肪が少し蓄積した段階でも糖尿病や高脂血症、高血圧症などの生活習慣病にかかりやすいことがわかっています。

 内臓脂肪が多くなると、脂肪細胞からさまざまな物質が分泌されインスリンの働きが悪くなります。

インスリンとは膵臓から分泌されるホルモンで、ブドウ糖を細胞に取り込む働きがあります。インスリンの働きが悪くなり通常のインスリン量で血液中のブドウ糖が細胞に取り込めなくなることを「インスリン抵抗性」といいます。

 この状態になると、膵臓はインスリンの分泌量を増やしてブドウ糖を処理しようとします。

このように血液中のインスリン濃度が高い状態を「高インスリン血症」といいます。高インスリン血症は、高血圧、高中性脂肪血症、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病を促進してしまいます。

 このような状態を改善するには、食事や運動など生活習慣を見直す必要があります。内臓脂肪は皮下脂肪に比べて減りやすく、内臓脂肪が減少するとインスリン抵抗性も改善されていきます。





               

ドロドロ血液と生活習慣病:糖尿病

 糖尿病とは血液中のブドウ糖の量が多くなった状態をいいます。通常血糖値は膵臓から分泌されるインスリンによって調節されていますが、これに何らかの支障が生じると血糖値が上昇してしまいます。

 糖尿病は大きく分類すると、先天的またはウイルス感染などが原因でインスリンがまったく分泌されなくなるⅠ型糖尿病と、インスリンは分泌されているが効き目が悪くなるⅡ型糖尿病に分類されます。

日本人に多い糖尿病はⅡ型糖尿病で、主に過食や運動不足、ストレス、肥満などが原因で起こり、糖尿病の95%を占めています。肥満になるとインスリンの効き目が悪くなりますが、はじめのうちは膵臓がたくさんのインスリンを分泌し血糖を細胞に取り込ませようとします。

しかし膵臓が疲れてくると、インスリンの分泌量が減って糖尿病が起こってしまうのです。Ⅱ型糖尿病の人は糖尿病が起こる前に高インスリン血症によって、しばしば高血圧や肥満、高中性脂肪血症などを合併しています。

 健康な人の赤血球には柔軟性があるため、細い毛細血管も伸びたり縮んだりしながら通過する事ができます。

糖尿病になると血小板の凝集が起こりやすくなるほか、赤血球同士もくっつきやすくなるので、細い血管を通り抜ける事ができなくなります。

こうなると毛細血管が集まってできている目の網膜や腎臓のほか、手足の末端に血液が行き渡らなくなるため、失明したり、足の切断を余儀なくされたり、人工透析をしなければならなくなります。

 糖尿病では血中中性脂肪値や血圧が高くなりやすく、血管の内皮細胞を傷つけるために、心臓の冠状動脈や脳の大動脈など大きな血管に動脈硬化を起こします。

糖尿病の人の動脈硬化の進む速度は、普通の人よりも10年早くなるといわれています。さらに高血圧や高脂血症を合併していると20年も早くなるといわれています。





             

ドロドロ血液と生活習慣病:高脂血症

血液がドロドロになる主な原因は、脂質などの過剰摂取により血液中に脂肪が多くあふれているためです。

このように血液中に脂肪があふれている状態を高脂血症といいます。高脂血症は大きく分けて「高コレステロール血症」と「高中性脂肪血症」があります。

いずれも血液中の過剰な脂肪分が血管に付着し動脈硬化を引き起こすとして注目されています。



 高コレステロール血症

 最近の健康ブームによりコレステロールは不健康の主役として扱われえています。しかしながら本来コレステロールは、体の中の約60兆個の細胞を造ったり、ホルモンの生成に関与する大切な脂肪分なのです。
 
コレステロールにはLDLとHDLと呼ばれるものがあります。LDLコレステロールは増えすぎると血管壁に蓄積して動脈硬化を起こすため、「悪玉コレステロール」と呼ばれています。特に喫煙や化学物質により酸化されたLDLコレステロールは血管壁に付着しやすくなり、動脈硬化を引き起こす引き金になります。

一方、HDLコレステロールは血管壁にたまったLDLを肝臓に運ぶ役割を果たしています。つまりHDLは血管の掃除屋であり、そのため「善玉コレステロール」と呼ばれています。このようにコレステロールすべてが悪者ではなく、体の健康を守る上で大切なコレステロールもあるのです。




 高中性脂肪血症

 コレステロールと同様に血液をドロドロにする脂肪分に中性脂肪があります。中性脂肪は以前はコレステロールほど動脈硬化に関与しないと考えられていましたが、最近中性脂肪が動脈硬化を進めるメカニズムが解明されてきました。特に日本人の心筋梗塞の原因の多くは中性脂肪だと考えられています。

 中性脂肪はグリセロールに3つの脂肪酸がついた構造になっており、体内では脂肪酸とグリセロールに分解されたり、また合成されたりという代謝を繰り返しています。また食事や運動などの生活習慣でも体内の中性脂肪量は増減します。

 血液中には血管壁に付着したコレステロールを除去する善玉コレステロール(HDL)が存在しますが、中性脂肪が増えるとこの善玉コレステロールが減少することがわかっています。つまり動脈硬化の原因となる中性脂肪が増え動脈を掃除する善玉コレステロールが減るという悪循環が起こり、ますます動脈硬化が進んでしまうのです。