血栓とは、血管の中で出来る血の塊のことで、血栓が血管を塞いでしまうと、そこから先に血液が行かなくなり、細胞に酸素や栄養分の供給が出来なくなり細胞は壊死してしまいます。
心臓で起きれば心筋梗塞となり、脳血管で起きれば脳梗塞となります。
日本人の死亡原因の1位:悪性腫瘍(ガン)、2位:心臓疾患、3位:脳卒中になっており、心臓疾患の90%は心筋梗塞、脳卒中の70%は脳血栓による脳梗塞と言われています。
血管内に血が詰まる血栓は死亡原因と大きく関係しているのです。
血栓ができる理由
ドロドロ血液が血管内で血管を傷つけ出血が起こると、血液成分の一つである血小板が集まり出血を止めるように作用します。
次に、損傷を受けた部分が修復されるわけですが、それは血漿に含まれるフィブリノーゲンというタンパク質がフィブリンという繊維素に変換されて、血管の修復作業が行われます。
そのフィブリンがいわゆる血栓です。
血栓の正体がフィブリンという繊維素ということがわかっても、心筋梗塞・脳梗塞の解決にはなりません。
解決法の一つとしては、血管を傷つけるドロドロ血液から、血管を傷つけないサラサラ血液にすることです。
血液の流動性を高めて、血管内の抵抗を少なくすることが心筋梗塞・脳梗塞のリスクを下げることになります。
心筋梗塞・脳梗塞を体験された方、または高脂血症・糖尿病の方の血液は、ドロドロしていると言われています。
血液をサラサラに保つことが心筋梗塞・脳梗塞を起こさないことになり、心筋梗塞・脳梗塞の再発の予防になるのです。