血液ドロドロの原因:活性酸素

過剰な活性酸素は体のあらゆるところを酸化させ、全身の老化を早めます。
過剰な活性酸素により血液が酸性化に傾くと、血液中の低比重リポタンパク(LDLコレステロール)が酸化され血液がドロドロになり、超低比重リポタンパクとなり動脈硬化を促進させます。
活性酸素は適度にあると体の中では良い方向に働きますが、過剰に発生した場合は体の中をサビつかせ、悪い方向に働きます。
活性酸素の原因には、タバコ・飲酒・ストレス・紫外線・環境ホルモンなどが挙げられます。
他にも、基礎代謝の低下・甘い食べ物の摂り過ぎ・脂肪分の多い食事・活性酸素が血液ドロドロの原因になります。
血液細胞の赤血球や白血球・血を止める血小板の異常からも、血液ドロドロになります。

活性酸素の発生する原因

体内に取り込まれた酸素は赤血球によって細胞へ運ばれ、脂肪や糖分を燃やしてエネルギーを発生させるのに使われます。
その際に消費された酸素の2%は活性酸素となります。
さらに、紫外線やタバコなど色々なものが活性酸素の発生に関係があります。

喫煙

喫煙は肺ガンなどの疾患を引き起こしますが、ガン細胞発生の原因である活性酸素を増やす要因となります。タバコの煙を吸うと、白血球は除去しようとして多量の活性酸素をつくります。また、タバコの煙にも活性酸素のひとつ過酸化水素が含まれています。さらに、抗酸化物質のビタミンCも破壊されてしまいます。タバコは1本で100兆もの活性酸素を発生させます。

ストレス

ストレスホルモンの一種であるコルチゾルが免疫機能の重要な役割をになうNK細胞の機能を停止させ、生成時に活性酸素も発生させます。
「紫外線」
紫外線の刺激でも体内に活性酸素が発生します。晴れた日にする布団干しや衣類の虫干しは雑菌に紫外線を浴びさせて活性酸素を大量発生させ、雑菌に死んでもらうのが目的です。

油の多い食事

食事から摂取した脂質は腸内で分解されますが、分解されないで残った分は肝臓で解毒され、
その代謝過程で、活性酸素が発生します。

コレステロール

コレステロールの表面にある脂質は活性酸素と結びついて酸化し、血管内に付着し、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの原因となります。

激しい運動

激しい運動をすると一時的に筋肉が虚血状態になります。その後再開した血流は大量に活性酸素を発生させます。

運動不足

運動不足で抗酸化酵素の働きが低下し、活性酸素が増えていきます。

ウイルス

ウイルスが侵入した体は対抗策として白血球を使って活性酸素を発生させますが、このウイルスと活性酸素の戦いが長引くにつれ活性酸素の生産量がだんだん多くなっていきます。

大気汚染

大気汚染の原因となる窒素化合物は強力な酸化物質で、活性酸素増加の原因となります。