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内臓脂肪と高血圧

 高血圧は,いくつかの要因があり,遺伝,塩分過剰摂取,肥満などが原因となる本態性高血圧と,ホルモン分泌異常,血管狭窄,心臓病などの疾病による2次性高血圧とに区分されます。

 メタボリックシンドロームで問題となる高血圧は肥満による内臓脂肪増大が原因となる本態性高血圧です。

 肥満により内臓脂肪が増加すると,大型の脂肪細胞が増え,この細胞から分泌される悪玉生理活性物質の1種アンジオテンシノーゲンは高血圧をもたらします。 

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 インスリンは膵臓から分泌されるホルモンであり,ブドウ糖を細胞の中に取り込むはたらきがありますが,内臓脂肪から分泌される悪玉生理活性物質はこのインスリンの効きを悪くしてします。血糖値が上昇するだけでなく,この高血糖を下げようと膵臓はますますインスリンの分泌が増加します。

 その結果,インスリン過剰となり,水分や塩分が体内に蓄積しやすくなり,交感神経興奮状態,血管細胞増殖などが引き起こされ,高血圧となります。

 高血圧の状態が長く続くと,血管壁が傷つくことで動脈硬化を促進させ,これが狭心症や心筋梗塞さらには脳卒中などの重大な疾病につながるのです。

脂肪とは:体脂肪率

体脂肪率というのは、体重に対しての脂肪の割合のことです。体重が50キロの方の脂肪が15キロだった場合の体脂肪率は30%、脂肪が10キロだった場合の体脂肪率は20%ということになります。

体脂肪率の目安は、30歳未満の男性の方の標準値が14%~20%くらいになります。

30歳を超えた男性の方は17%~23%くらいが標準値となっています。逆に体脂肪率が25%を超えてしまう場合は肥満と判断されます。

女性の方は男性よりも体脂肪率が高くなります。30歳未満の女性の方の標準値は17%~24%となります。30歳を超えた女性の方は20%~27%となっています。肥満と判断されるのは、体脂肪率が30%を超える方です。

ご存じのとおり、体脂肪率が高いと様々な病気を引き起こす原因となります。しかし反対に、体脂肪率が低すぎる場合も身体に異常が出てくる場合があります。

体脂肪率が、男性の場合は5%未満、女性の場合は15%未満の場合は風邪や感染症にかかりやすくなったり、女性は生理不順を起こしたりすることもありますので気を付けましょう。

普段から運動をしている方としていない方とでは、身長や体重が同じくらいであったとしても体脂肪の比率が変わってきます。

          
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