血液サラサラと病気:冷え性

冷え性とは、体が冷えているように感じたり、手足が冷たく感じる症状でsu.
冷え性は女性に多い症状ですが、実は男性も少なからず発症しています。
しかし、女性に多く発症していることから、一般には女性の病気と思われています。
なぜ冷え性が女性に多いかと言うと、生理と関係しているからです。
冷え性は女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)の乱れが血行不良を招き、手足を冷たくしているのです。
最近では、若い女性でも冷え性に悩んでいる方が多くなっているのは、露出の多い服装や、冷房の効いた部屋に長時間いること、油の多い食品を多食して血液がドロドロになり、血行が悪くなっていることが考えられます。
辛い冷え性を克服するためには、まず冷たくなっている部分を温めることが大切です。
冷え性の人は、血行(血流)が悪くて手足が冷たくなっているからです。
お風呂に入ると肩こりなどが緩和されるのは、血管が拡張し血行が良くなることによって、その痛みから一時的に開放されるからです。
同じように冷え性もお風呂に入ると血管が拡張し、血行が良くなることによって、その痛みが緩和されるのです。
時間と共に体温が下がり、血管が収縮することによって血流が悪くなると、また冷えが戻ってきます。
冷え性の改善には体の芯から温めるように、血管の拡張・収縮とは関係なく、血液をサラサラに保ち、全身の血液循環を良くすることが大切なのです。
手や足の指先には、細い抹消血管がたくさんあります。
抹消血管の血流が改善されば、冷え性から開放されるのです。

                

血液サラサラと病気:血栓

血栓とは、血管の中で出来る血の塊のことで、血栓が血管を塞いでしまうと、そこから先に血液が行かなくなり、細胞に酸素や栄養分の供給が出来なくなり細胞は壊死してしまいます。
心臓で起きれば心筋梗塞となり、脳血管で起きれば脳梗塞となります。
日本人の死亡原因の1位:悪性腫瘍(ガン)、2位:心臓疾患、3位:脳卒中になっており、心臓疾患の90%は心筋梗塞、脳卒中の70%は脳血栓による脳梗塞と言われています。
血管内に血が詰まる血栓は死亡原因と大きく関係しているのです。

血栓ができる理由
ドロドロ血液が血管内で血管を傷つけ出血が起こると、血液成分の一つである血小板が集まり出血を止めるように作用します。

次に、損傷を受けた部分が修復されるわけですが、それは血漿に含まれるフィブリノーゲンというタンパク質がフィブリンという繊維素に変換されて、血管の修復作業が行われます。
そのフィブリンがいわゆる血栓です。
血栓の正体がフィブリンという繊維素ということがわかっても、心筋梗塞・脳梗塞の解決にはなりません。
解決法の一つとしては、血管を傷つけるドロドロ血液から、血管を傷つけないサラサラ血液にすることです。
血液の流動性を高めて、血管内の抵抗を少なくすることが心筋梗塞・脳梗塞のリスクを下げることになります。
心筋梗塞・脳梗塞を体験された方、または高脂血症・糖尿病の方の血液は、ドロドロしていると言われています。
血液をサラサラに保つことが心筋梗塞・脳梗塞を起こさないことになり、心筋梗塞・脳梗塞の再発の予防になるのです。

                      
                         

血液サラサラと病気:高血圧

国民病と言われている高血圧は、日本の人口の27パーセント(3500万人)が発症しており、高齢化社会が進むにつれ、高血圧の方の割合も増加の一途を辿っています。
高血圧とは、血液が流れる血管内部の圧力が高まり、基準値(上140/下90)を慢性的に超えている状態です。
高血圧はサイレントキラーと呼ばれています。
理由は、高血圧は初期において特別な自覚症状がなく、少しずつ慢性化し、脳血管障害・脳梗塞・心不全・心筋梗塞などの命に関わる病気や麻痺を突然発症し、患者を絶望の危機に追い込むことがあるからです。
高血圧の原因には、原因がはっきりしている二次性高血圧(10パーセント)と、原因がはっきり特定できない本態性高血圧(90パーセント)の二種類があります。
二次性高血圧は病気との関係があり、病気を改善すれば高血圧も治りますが、生活習慣が関係している本態性高血圧は、原因の特定が出来にくいと言われています。
本態性高血圧の原因は特定できないにしても、生活習慣が深く関係していることから考えられるのは、脂肪分の多い食事・運動不足による肥満・塩分過多・喫煙・過度の飲酒・動脈硬化・ドロドロ血液などと予測できます。
病院で高血圧と診断されて処方される薬は、血液をサラサラにする降圧剤です。
これは血液の粘性を下げて血液サラサラにして、抹消血管でスムーズに血液が流れるようにして、高血圧を下げようとするものです。
医療の分野でも高血圧を下げる手段として、血液サラサラにするお薬が処方されています
¥肥満や動脈硬化を改善し高血圧を下げるには時間がかかります。
簡単に高血圧を下げるには、血液サラサラにすることが大切です。
アルカリ性食品(梅・酢・昆布)を積極的に摂取し、血液サラサラにするだけでも高血圧は解消されるのです。

               

血液ドロドロの原因:活性酸素

過剰な活性酸素は体のあらゆるところを酸化させ、全身の老化を早めます。
過剰な活性酸素により血液が酸性化に傾くと、血液中の低比重リポタンパク(LDLコレステロール)が酸化され血液がドロドロになり、超低比重リポタンパクとなり動脈硬化を促進させます。
活性酸素は適度にあると体の中では良い方向に働きますが、過剰に発生した場合は体の中をサビつかせ、悪い方向に働きます。
活性酸素の原因には、タバコ・飲酒・ストレス・紫外線・環境ホルモンなどが挙げられます。
他にも、基礎代謝の低下・甘い食べ物の摂り過ぎ・脂肪分の多い食事・活性酸素が血液ドロドロの原因になります。
血液細胞の赤血球や白血球・血を止める血小板の異常からも、血液ドロドロになります。

活性酸素の発生する原因

体内に取り込まれた酸素は赤血球によって細胞へ運ばれ、脂肪や糖分を燃やしてエネルギーを発生させるのに使われます。
その際に消費された酸素の2%は活性酸素となります。
さらに、紫外線やタバコなど色々なものが活性酸素の発生に関係があります。

喫煙

喫煙は肺ガンなどの疾患を引き起こしますが、ガン細胞発生の原因である活性酸素を増やす要因となります。タバコの煙を吸うと、白血球は除去しようとして多量の活性酸素をつくります。また、タバコの煙にも活性酸素のひとつ過酸化水素が含まれています。さらに、抗酸化物質のビタミンCも破壊されてしまいます。タバコは1本で100兆もの活性酸素を発生させます。

ストレス

ストレスホルモンの一種であるコルチゾルが免疫機能の重要な役割をになうNK細胞の機能を停止させ、生成時に活性酸素も発生させます。
「紫外線」
紫外線の刺激でも体内に活性酸素が発生します。晴れた日にする布団干しや衣類の虫干しは雑菌に紫外線を浴びさせて活性酸素を大量発生させ、雑菌に死んでもらうのが目的です。

油の多い食事

食事から摂取した脂質は腸内で分解されますが、分解されないで残った分は肝臓で解毒され、
その代謝過程で、活性酸素が発生します。

コレステロール

コレステロールの表面にある脂質は活性酸素と結びついて酸化し、血管内に付着し、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの原因となります。

激しい運動

激しい運動をすると一時的に筋肉が虚血状態になります。その後再開した血流は大量に活性酸素を発生させます。

運動不足

運動不足で抗酸化酵素の働きが低下し、活性酸素が増えていきます。

ウイルス

ウイルスが侵入した体は対抗策として白血球を使って活性酸素を発生させますが、このウイルスと活性酸素の戦いが長引くにつれ活性酸素の生産量がだんだん多くなっていきます。

大気汚染

大気汚染の原因となる窒素化合物は強力な酸化物質で、活性酸素増加の原因となります。

血液ドロドロの原因:脂肪分の多い食事

脂肪分はエネルギーとして、コレステロールはホルモンの原料として体の中で大切な働きをしています。


しかし、過剰に偏った場合には、血液中の脂分が増えて、ドロドロ血液の大きな原因となります。


更年期に多くの人が発症している高脂血症も、このように脂肪分の多い食事や運動不足が原因で、ドロドロ血液になっているのです。

高脂血症とは
 高脂肪血症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が増加した状態です。

コレステ ロールは、ホルモンの材料になったり、細胞膜作る、脂肪の吸収を助ける、といった働 きがあります。

中性脂肪はエネルギー源として働きますが、過剰になるとからだに障害をもたらします。

糖尿病と同様に自覚症状に乏しく、動脈硬化によって重篤な病気を引き起こすのが特徴です。

現在患者数は約700万人いるといわれており、増加傾向にあります。 

血液ドロドロの原因:高血糖

血液中の糖分(血糖)が高くなると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖と結び付いて全身の細胞にエネルギーとして運ばれます。

このインスリンの分泌が充分でなかったり、効かなかった場合に発症するのが糖尿病です。

糖尿病の方は、血液中のプラスに電化した水素イオンが原因で、血液がドロドロになり、体質も酸性化に傾き、動脈硬化の原因にもなります。


             



     

血液ドロドロの原因:基礎代謝の低下

加齢による老化・運動不足が原因で身体の代謝機能が低下すると、体内に溜まった老廃物の回収と排出が鈍くなってきます。


血液中に老廃物が溜まりやすくなると、血液の流動性が低下し血液がドロドロになることがあります。


偏ったダイエットで筋肉が落ち、リバウンドで脂肪が増えた場合もになり血液がドロドロます。