血液サラサラにする食べ物:海藻

昆布やワカメなどの海藻類に含まれるぬめり成分のアルギン酸には、血糖値の上昇を防いだり、コレステロール値を下げる働きがあり血液サラサラを目指すには効果的と言えます。

昆布は血圧を下げると言われていますが、これはアルギン酸の作用によるものです。

アルギン酸は水溶性食物繊維の一つで海藻多糖類の一種です。

アルギン酸は、コレステロールを減少させ、血液を降下させる働きがあり、そのほかにも便秘解消、動脈硬化の予防などの作用もあります。
貧血や便秘にもよく、最近ではガンの予防にも効果があるといわれて研究されています

血液サラサラに効果的なアルギン酸は、ワカメ、昆布、ひじき、あらめなどの海藻類に豊富に含まれますが、その量はワカメが圧倒的に多く、ワカメの乾燥重量の40%~60%がアルギン酸です。

ワカメに続いてアルギン酸が豊富なのは昆布で、乾燥重量の30%程度含まれています。

昆布は、お味噌汁や料理のだしを取るのに使うことが多いと思います。
だしには、アルギン酸は少ししか溶け出さない性質がありますので、血液サラサラを目指すには、だし用として使うだけなく、昆布そのものを食べるようにしましょう。

また、アルギン酸は体内に吸収しにくい性質があります。
れを解消するにはお酢の吸収力の力を借りるのが有効です。料理に酢を使うことで吸収力を高めることができます。
たとえば、わかめの酢の物などお酢を使った海藻類を積極的に摂取すると血液サラサラに効果があります。


                                     

メタボ基準とは

メタボ基準は、日本肥満学会などが定めた診断基準です。メタボ基準は、脳梗塞・心筋梗塞の予防目的で設定している為、国際糖尿病連合(IDF)のメタボ基準とは異なります。

ウエストが基準値以上、そして血圧値・血清脂質・血糖値の内2項目以上に該当する場合、メタボリックシンドロームに該当します。

ウエスト (男性)85センチ以上
     (女性)90センチ以上
血圧 (最高血圧)130mmHg以上、又は
   (最低血圧)85mmHg以上
血清脂質 (中性脂肪)150mg/dL以上、又は(HDL・善玉コレステロール)40mg/dL未満
血糖 (空腹時血糖)110mg/dL以上


メタボ健診

メタボ健診(特定健診制度)は、2008年4月40歳から74歳までの医療保険加入者を対象に実施することが義務付けられました。メタボ健診の義務化の目的は、増加する医療費の削減です。最近後期高齢者医療制度が話題となりましたが、日本では医療費の増加が続いています。また今後も高齢化の進展により、医療費は増加すると推測されています。その為メタボ健診を義務化することにより、増加する医療費を削減することを狙っています。

メタボリックシンドロームは、自覚症状はほとんどなく、突然心筋梗塞・脳梗塞になることがあります。しかしメタボリックシンドロームに該当する人や予備群の人は、メタボリックシンドロームへの意識が低いのが現状です。その為メタボ健診を義務化することにより、健康への意識を高め、メタボリックシンドロームの予防を啓発しているのです。そして健康への意識を高めることができれば、医療費も削減できるのです。


メタボリック対策

メタボリックシンドロームはお腹や内臓の周りに脂肪が溜まった状態が原因になっています。肥満は、大きく2つのタイプに分かれます。ひとつがお腹の中の内臓の周りに脂肪が蓄積する「内臓脂肪型肥満」。もうひとつが、下腹部や腰、おしり、太ももの周りの皮下に脂肪が蓄積する「皮下脂肪型肥満」です。

メタボリック対策は、「内臓脂肪型肥満」、「皮下脂肪型肥満」ともに必要です。このうち、内臓脂肪型の肥満は、一見、それほど太って見えないことが多いのですが、実は高脂血症、高血圧、糖尿病を引き起こして動脈硬化を進める原因になることがわかってきました。

メタボリックシンドロームとは、一つひとつは軽症でもこうした「内臓脂肪型肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病」など、動脈硬化を進めるリスクを複数併せ持った状態のことをいいます。



メタボリックシンドロームの原因(食生活)

食の欧米化と呼ばれるように日本人の食生活は魚と野菜、豆類を中心としたものから牛肉や豚肉など肉(動物性脂肪)の摂取量が増大しています。また、生活の多様化により朝食を食べない生活スタイルや夜遅くに食事をする生活などが生活習慣病増大の理由とされています。

欧米食は太りやすい食生活意外かもしれませんが、実はここ数十年で日本人の摂取カロリー量は減少しています。しかしながら、生活習慣病として知られる糖尿病はここ数十年で30倍以上にも増加しています。この大きな原因として挙げられているのが食事の欧米化です。

従来日本人は肉中心でなく魚を中心とした食生活を送ってきました。そこに近代化により食事の欧米化がすすみ、現代人は牛肉や豚肉などの肉類を中心とした食生活を送るようになってきました。
この変化により摂取する食品にしめる動物性脂肪の量が増大し内臓脂肪が増大するというメタボリックシンドロームに対するリスクが認識されたのです。

朝食抜き・深夜の食事はメタボへの入り口食生活において食事をする時間帯の変化も大きな原因の一つです。人間の体というものはよくできていて、摂取する時間が空くとその間のエネルギー欠乏を恐れ、食品として摂取した脂肪などのエネルギー源を体内に蓄積してエネルギー切れを防ごうとします。このため、朝食を抜くというスタイルは夕食~昼食まで長く時間を空けることから、摂取した食品のエネルギーの多くを体内に溜め込もうとして必要以上に脂肪として蓄積しようとします。

また、深夜の食事は眠るまでの時間が短くなることから摂取したエネルギーを十分に消費することができませんから、どうように脂肪として蓄積されてしまいます。

こうした食事内容だけでなく食生活の変化もメタボリックシンドロームの大きな原因とされています。



メタボリックシンドロームの原因(生活習慣)

自動車や交通網の普及、掃除機や洗濯機など便利な機械の登場など私たちの生活スタイルは日々便利なものとなっています。その結果現代人の運動量は徐々に減少しており、2000年現在と比較しても運動量は減少しています。こうした運動の減少などは私たちのエネルギー消費量を減少させ、肥満体質としてしまうのです。

2000年と比較した運動量の低下よく言われるものとして歩数で考えて見ましょう。政府が目標とする歩数として2000年に男性8200歩、女性7300歩であったものを2012年までにそれぞれ1000歩ずつアップさせるという健康日本21という取り組みがありますが、2007年の中間報告によると2007年時点では男性7500歩、女性6400歩と大きく減少しています。

現代人は特別な運動を行っている人は多くないため、主要な運動は歩くことです。その歩く歩数が減少していることが、私たち現代人のエネルギー消費量を減少させて、肥満体質に近づけているのです。

人間のカロリー消費の構造人間がカロリーを消費するのは運動だけではありません。人間が一日に消費するエネルギーを分類すると以下のように分類されます。

・基礎代謝:50%(生命活動に必要とするエネルギー消費)
・熱代謝:12%(体温の維持によるエネルギーの消費)
・運動:25%(運動によるエネルギーの消費)
・Neat:13%(運動ではない身体活動による消費)



メタボリックシンドロームの原因(喫煙習慣)

喫煙習慣はメタボリックシンドロームに対する危険因子の一つであるとされています。喫煙により一酸化炭素が体内に入り細胞を酸欠状態にしてしまうほか、血管に対する損傷などを引き起こしてしまいます。

喫煙は動脈硬化など人体へ悪影響を与える大きな原因となる近年では、喫煙の健康被害も多く知られるようになりましたが、メタボリックシンドロームにおいても喫煙は大きな原因の一つであると言われています。メタボ検診においては、喫煙習慣の有無が補助項目とされています。通常は「腹囲が基準以上+中性脂肪・血圧・血糖値のうち二つ以上が基準以上」でメタボリックシンドロームとされるのに対して、喫煙習慣がある場合は「腹囲が基準以上+中性脂肪・血圧・血糖値のうち一つ以上が基準以上」とより厳しい判定をされます。

これは喫煙が肥満に対する影響はないものの、動脈硬化など生活習慣病の原因となる疾患のリスク要因とされるからです。
タバコに含まれるは一酸化炭素は体内を酸化させるさようがあり、これにより様々な健康被害を引き起こします。体内の酸化は老化にも強く影響しているとされており、喫煙習慣は老化の進行を早めるといわれています。

こうした要因から喫煙習慣はメタボリックシンドロームの原因の一つとされているのです。

禁煙するにこしたことはありません。喫煙についての健康被害に関する情報は以下のサイトで紹介されています。



メタボリックシンドロームの原因(遺伝的要素)

遺伝的にメタボリックシンドロームの原因である内臓脂肪を溜め込んでしまう人もいます。また、太る遺伝子意外にも太った場合メタボリックシンドロームになりやすいという遺伝子を持つ人もいます。

太りやすい遺伝子遺伝子には太りやすい遺伝子というものがあり、その遺伝子を持つ人は、それを持たない人と比べて太りやすいという特徴があります。こうした遺伝子は飢餓の時代には非常に有効なものであったのですが、現代においては肥満の原因とされています。

この太りやすい体質の遺伝子を「倹約遺伝子」とよびいくつかの種類があります。代表的な倹約遺伝子としては以下の遺伝子があるとされます。

・ベータ3アドレナリン受容体遺伝子の変異
日本人の約35%が持つ遺伝子。一日あたり200kcalを倹約する。

・UCPI遺伝子多型
日本人の約25%が保持する遺伝子。一日あたり100kcalを倹約する。

こうした遺伝子を持つ場合本人の努力ではどうしようもないということになりますが、あまり食べないのに太りやすいという人はこうした遺伝子を持っている可能性があり、メタボリックシンドロームになりやすいということを自覚して食生活や運動などに期を使う必要があります。

ちなみに、体重が1kg増加するのに必要なカロリーは7000kcalとされています。つまり、上記の遺伝子を両方持つ人はそうでない人に比べて1年で15.6キロも太りやすいということになります。



内臓脂肪がいけない理由

メタボリックシンドロームは内臓脂肪症候群とも言われています。

内臓脂肪が過剰に蓄積されると,脂質代謝異常,高血圧,高血糖が引き起こされます。

 内臓脂肪が蓄積している場合,肝臓にも蓄積されているケースが多く,脂肪肝となっていることもしばしば見られます。

 肝臓にたまった脂肪はなかなか取り除くことができず,自覚症状もほとんど無いために,肝臓が腫れることにより,肝機能低下と共に肝炎を引き起こし,やがては肝硬変や肝臓がんを発症してしまうこともあり,注意が必要です。


内臓脂肪と脂質異常

内臓脂肪は体内の余剰エネルギーを脂肪という形で蓄える組織です。脂肪はグリセリンと3つの脂肪酸が結合した物質で中性脂肪とも呼ばれます。

 内臓脂肪が肥大化すると,脂肪組織から脂肪酸が遊離脂肪酸として放出され,一部はエネルギーとして消費されますが,肝臓に流れ込んだ遊離脂肪酸は脂肪に変換され,血液中に放出されます。

 その結果,血液中の中性脂肪は増大し,高中性脂肪血症となるのです。この中性脂肪と善玉コレステロールは反比例の関係にあり,中性脂肪が増えることにより,善玉コレステロール量が減り,動脈硬化が促進されます。

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 高血中脂肪はレムナントリポタンパクを増加させ,これが動脈壁の緊張を亢進させると共に,血管内皮接着因子を発現させ,動脈硬化が促進されます。

 一方で肝臓で合成される脂肪は,血液中に放出されますが,それでも多くなりすぎると肝臓の中に脂肪が蓄積され,これが過剰になると脂肪肝と言われる症状になります。



内臓脂肪と高血圧

 高血圧は,いくつかの要因があり,遺伝,塩分過剰摂取,肥満などが原因となる本態性高血圧と,ホルモン分泌異常,血管狭窄,心臓病などの疾病による2次性高血圧とに区分されます。

 メタボリックシンドロームで問題となる高血圧は肥満による内臓脂肪増大が原因となる本態性高血圧です。

 肥満により内臓脂肪が増加すると,大型の脂肪細胞が増え,この細胞から分泌される悪玉生理活性物質の1種アンジオテンシノーゲンは高血圧をもたらします。 

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 インスリンは膵臓から分泌されるホルモンであり,ブドウ糖を細胞の中に取り込むはたらきがありますが,内臓脂肪から分泌される悪玉生理活性物質はこのインスリンの効きを悪くしてします。血糖値が上昇するだけでなく,この高血糖を下げようと膵臓はますますインスリンの分泌が増加します。

 その結果,インスリン過剰となり,水分や塩分が体内に蓄積しやすくなり,交感神経興奮状態,血管細胞増殖などが引き起こされ,高血圧となります。

 高血圧の状態が長く続くと,血管壁が傷つくことで動脈硬化を促進させ,これが狭心症や心筋梗塞さらには脳卒中などの重大な疾病につながるのです。

内臓脂肪と高血糖

肥満により内臓脂肪が増加すると,脂肪細胞から分泌される悪玉生理活性物質がインスリン抵抗性を増大させます。
 このインスリンの効きが悪くなることで,血液中のブドウ糖は細胞に取り込まれにくくなり,血液中の糖分が異常に増加する高血糖となります。

 この血糖値が高い状態は,血液中の過剰なブドウ糖が血管壁を傷つけ,そこからコレステロールが入りこむことで動脈硬化が促進され、高血糖を改善しようと膵臓は大量のインスリンを分泌します。

やがて膵臓も疲弊し,インスリンが分泌されなくなってしまいます。このようにして血糖を正常に保てない糖尿病へと進んでしまいます。
    
 糖尿病は神経障害,壊疽,網膜障害からの失明,腎臓障害などの合併症を引き起こします。 

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内臓脂肪が増加することで,血中の脂質が増大し,内臓脂肪から分泌される悪玉生理活性物質により高血圧,高血糖がもたらされます。

 さらにこれらが放置されたままでいると,動脈硬化が進み,やがて心筋梗塞や脳血管障害などの症状となり,これらは生命の危険にも関わります。


メタボリックシンドロームは男性40代から、女性50代後半

メタボリックシンドロームは一般的には、男性では40代、女性では50代後半に問題になってくる言われています。

女性の場合は、閉経してからメタボリックシンドロームに悩むようになります。

女性は、閉経までは内臓に脂肪が溜まりにくいからです。

一方、男性は成人してから過剰な脂肪が内臓に蓄積され始めるのですが、メタボリックシンドロームが問題になってくるのは40代くらいからです。

男性は40代くらいになると、筋肉の衰えが目立ってきます。筋肉が衰えると基礎代謝も低下してきて、脂肪が内臓に貯まってしまうのです。

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内臓脂肪は皮下脂肪より減りやすい

メタボリックシンドロームは、内臓脂肪症候群とも言われています。

男性は皮下脂肪がつきにくく、内臓脂肪はつきやすい、とされています。

標準体重よりも重い人は、まず1年間で5%の減量が目標とされています。例えば体重が70kgの人は、1年間で3.5kg減量です。

��年間で5%というのは、少なく感じるかもしれません。しかし、皮下脂肪より内臓脂肪の方が減りやすいので、たった5%の減量でも内臓脂肪の方が先に減って、しかも中性脂肪の数値も改善されるようです。皮下脂肪が減るのは、その後になるようです。

内臓脂肪が減るだけでも、ウエスト周りはスッキリします。

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腹部CTと内臓脂肪の面積

メタボリックシンドロームかは腹部のCTを撮るのが最も確実です。

CTは、コンピューターによって身体の断層を撮影し内臓脂肪がどの程度あるのかを調べます。

内臓脂肪の面積が100平方センチ未満なら、正常とされています。

外見は痩せているのに、測定してみると100平方センチ以上だったという人もいます。逆に、ウエスト周りが太いのに内臓脂肪が少ないという人もいます。

太っているのに内臓脂肪が少ない人は、皮下脂肪が付いている、ということです。皮下脂肪も多すぎては良くありません。

また、一見痩せている人で実は内臓脂肪が多い、いわゆる「隠れ肥満」は、CT撮影で判明することが多いようです。1度はCTを体験してみることも、いいのかもしれません。

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メタボ対策とダイエット

メタボリックシンドロームを解消するには、ダイエットなしにはありえません。

まず体重を毎日気にすることから始まります。

体重を気にすると、知らず知らず食事に気をつけるようになるから、と考えられています。

��1)毎日決まった時間に体重計に乗る。

��2)入ってくるカロリーを減らす。

��3)消費するカロリーを増やす。

入ってくるカロリーを減らすためには、たとえば、よく噛んで食べることは大変有効な方法です。良く噛んで食べることで、今までより少量の食事で満足できるからです。

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メタボ対策には意識して歩くこと

メタボリックシンドロームを改善するためには、ライフスタイル全体の見直しが必要です。

飽食に慣れてしまった現代人は、一方では運動不足とされています。

意識して歩くことが重要です。

不規則な生活習慣を規則正しく改善する努力も必要です。

例えば夜遅くに食事をしてしまう、朝食を抜くといった食事の習慣を見直すことも大切です。

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メタボ対策にはストレス解消

ストレスは、あらゆる病気の原因です。

食事制限や禁煙時のストレスなどは、どうしても我慢しなければならないものです。

ストレスとうまく付き合わなければいけません。

例えばイライラしやすい性格の人は、きっとストレスが溜まりやすいでしょう。性格を変えるのは難しいかもしれませんが、ストレスの解消を心がけることくらいはできるハズです。

趣味を持ったりして気分転換をはかることもいいです。

そしてその趣味や気分転換が運動にもなるのであれば、なお良いことです。

ストレスによってヤケ酒やヤケ食いをしないように心がけることも大切です。

メタボリックシンドロームの対策には、このような小さなことの積み重ねが本当に大切なのです。

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メタボ対策には食事時間を規則的に

メタボリックシンドロームの対策には、3食の食事時間をできるだけ規則的にすること、これが大切です。

食事の時間というのは、忙しいと不規則になってしまいがちです。

どうしても不規則にならざるを得ない場合であっても、また、朝食を摂らないのが習慣になっている人も、とにかく3食は摂るように心がけてください。

そして、間食や夜遅くの食事は禁止することを原則としてください。

毎日同じ時間に、少しづつでも良いので3食きちんと摂ることを心がけてみてください。
  
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有酸素運動で善玉コレステロールを増やす

善玉コレステロールとは、HDLコレステロールのことです。

HDLコレステロールは、悪玉コレステロールを運び出し、動脈硬化を防いでくれます。

HDLコレステロール値は、40mg/dl以上が基準です。

善玉コレステロールを増やす方法は、まず有酸素運動です。

有酸素運動の例として、ウォーキングなどが挙げられます。トレーニングジムなどに必ずあるサイクリングマシンなどもそうです。

息がきれるほどの運動量になれば、無酸素運動になってしまいます。

有酸素運動というのは、息が切れない程度の軽い運動なので、長時間続けられます。長時間続けられることによって脂肪を燃やして体脂肪を減らし、動脈硬化などを防ぐことにもつながるのです。

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メタボ対策と塩分の摂取量

高血圧の予防や対策でよく耳にするのが、塩分の摂取量を減らす事です。

塩分の摂りすぎによって、血圧が高い人が多いとされているようです。

メタボリックシンドロームは、ただ高血圧だからでななく、他にも危険な要因も合わせ持っている人に診断される病気です。または、病気予備軍です。

メタボ対策にダイエットが重要で、食事量なども要チェックです。その食事に量に関係するのが塩分といわれています。

メタボな人の多くは早食いの傾向があり、いわゆるドカ食いをしがち、とされています。

塩分の摂りすぎ、つまりは味の濃い料理は、ついつい食べ過ぎてしまいます。

高血圧の予防の意味からも、薄味を心がけたいものです。

よく噛んで食べると少ない食事量でも満足できるとされ、メタボリックな人はそれを心がけることが重要です。

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食生活でメタボ解消:食事の回数

昔は、食事の回数は一日二回が一般的でした。
足りない分は仕事の合間に間食で補うのが普通でしたが、近年は一日三食へと変化していきました。

食事の回数が一日二食だった時代は、メタボを発症していたのは王侯貴族などの富裕層に限られていましたが、一日三食になった現代ではメタボは一般層にも広がっています。

メタボ発症を左右するのが間食です。

一日三食に加えて間食を摂ると言うことは、体脂肪の元となる余剰エネルギーの摂取を行なうことと同義なのです。

出来るだけ間食を控え、間食するとしても脂肪分や糖分が控えめのものを食べるように心がけましょう。

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食生活でメタボ解消:よく噛んで食べる

食べ物を充分に噛まないで水で流し込んで飲み込むことは、消化に良くないだけでなく肥満の原因となります。
物を噛む事によって脳の満腹中枢が刺激され少ない量でも満腹を感じます。

よく噛まないで水で流し込んでいると満腹を感じるまで食べることになり、食事量が増加してしまいます。

また、充分に噛まないで飲み込むと唾液による炭水化物の分解が進まず、胃や十二指腸に負担を掛けることにもなってしまうのです。

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食生活でメタボ解消:栄養バランスを気にする

現代の食生活は、歴史上で最も豊かであるといわれています。

自分の好きなものだけを食べる偏食の自由も豊かさに比例するように大きくなっています。

偏食は栄養バランスの乱れを生み、体脂肪の元となる脂肪分や糖分の過剰摂取に繋がりやすいのです。

出来るだけ野菜や魚などの健康に良い食材を使った食生活を送るように心がけることが大事です。


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食生活でメタボ解消:食事の時間に気をつける

24時間営業店舗の増加などの社会情勢を受けて、食事の時間が朝・昼・晩ではなく深夜・早朝・昼というようにずれている人も多くなってきています。

食事を就寝前に摂ると炭水化物や脂肪分がそのまま体脂肪に変換され肥満の原因になってしまうのです。

昼に仮眠して夜通し働く必要がある人は、出来るだけ早めに食事を摂るようにして睡眠と消化のタイミングをずらすよう心がけるべきです。

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メタボの原因:[食]にある要因

「肥満とカロリー」
食事は人が生きていくうえで、絶対に必要なものです。
しかし、とりすぎてしまうと、体には悪影響を及ぼしてしまう場合があります。

食事で摂取する、カロリーが多すぎると、消費しきれずに、余分な部分を体に蓄えてしまい、肥満になってしまいます。

最近では、欧米型の食生活や外食が増えその結果、カロリーの過剰摂取にともなう肥満や野菜、海草類不足によるビタミン、ミネラルの不足などになる人が増えています。

肉食は、カロリーも高く、コレステロールや脂肪分の蓄積に関係してきます。
野菜を多く取ることが、肥満対策につながります。

「塩分過多」
味付けの濃いものを好む人は、塩分の過剰摂取になっている可能性があります。
塩分を過剰に取っていると、血圧の上昇や腎臓への負担になってしないます。

間食をすること自体には、問題はありません、食べる量であったり、その内容に 問題がある場合があります。

スナック菓子などは塩分も多く好ましくありません。


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メタボの原因:運動にある要因

「運動不足と肥満」
肥満の原因のひとつに運動不足があげられます。

体を動かすことによって人は体内のエネルギーを消費します。

つまり体を動かしてさえいれば、それだけで、体内に蓄積している脂肪分を減らしています。

現在我々の日常生活において、体を動かす機会が非常に少なくなってきたと思います。

その結果、消費カロリーよりも、摂取カロリーのほうが多くなり、肥満になる人が多くなったといえます。

「現代人の生活」
車での移動、建物を上るときには、エレベーターやエスカレーターの使用など、家での生活もどんどん便利になっています。

電気やテレビ、エアコンなどすべてリモコンひとつで操作できるようになり、洗濯や食器洗いなんかも全自動になり、ちょっとした体を動かす機会も少なくなっています。

「基礎代謝の低下」
基礎代謝というのは、私たちが生きていくには、体を動かしていなくても、呼吸をしたり、姿勢を保ったりと、特に何もしていなくても必要なエネルギーのことです。

基礎代謝は、筋肉の量と密接な関係にあり、筋肉量が落ちると、基礎代謝でのエネルギー消費が悪くなります。

基礎代謝は、年齢と共に低下してしまうので、若いときと同じ食事をしていても、消費カロリーは低下しているので、肥満につながってしまいます。

運動不足になると、さらに、基礎代謝が悪くなり結果、肥満につながってきます。


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メタボの原因:遺伝的要素

遺伝的にメタボの原因である内臓脂肪を溜め込んでしまう人もいますし、太る遺伝子意外にも太った場合メタボになりやすいという遺伝子を持つ人もいます。

太りやすい遺伝子というものがあり、その遺伝子を持つ人は、持たない人と比べて太りやすいという特徴があります。

この遺伝子は飢餓の時代には非常に有効なものであったのですが、現代においては肥満の原因とされています。

この太りやすい体質の遺伝子を「倹約遺伝子」とよびいくつかの種類があります。

・ベータ3アドレナリン受容体遺伝子の変異
日本人の約35%が持つ遺伝子。

・UCPI遺伝子多型
日本人の約25%が保持する遺伝子。

こうした遺伝子を持つ場合本人の努力ではどうしようもないということになりますが、あまり食べないのに太りやすいという人はこうした遺伝子を持っている可能性があり、メタボになりやすいということを自覚して食生活や運動などに期を使う必要があります。

体重が1kg増加するのに必要なカロリーは7000kcalとされているので、上記の遺伝子を両方持つ人はそうでない人に比べて1年で15.6キロも太りやすいということになります。


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メタボの原因:喫煙習慣

喫煙習慣はメタボにの危険因子の一つであるとされています。

喫煙により一酸化炭素が体内に入り細胞を酸欠状態にしてしまうほか、血管に対する損傷などを引き起こします。

喫煙は動脈硬化など人体へ悪影響を与える大きな原因となることも知られるようになりましたが、メタボにおいても喫煙は大きな原因の一つであると言われています。

メタボ検診においては、喫煙習慣の有無が補助項目とされています。通常は「腹囲が基準以上+中性脂肪・血圧・血糖値のうち二つ以上が基準以上」でメタボとされるのに対して、喫煙習慣がある場合は「腹囲が基準以上+中性脂肪・血圧・血糖値のうち一つ以上が基準以上」とより厳しい判定をされます。

これは喫煙が肥満に対する影響はないものの、動脈硬化など生活習慣病の原因となる疾患のリスク要因とされるからです。

タバコに含まれるは一酸化炭素は体内を酸化させるさようがあり、これにより様々な健康被害を引き起こします。体内の酸化は老化にも強く影響しているとされており、喫煙習慣は老化の進行を早めるといわれています。

        
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脂肪とは:皮下脂肪

皮下脂肪というのは、皮膚の下にある皮下組織についてしまう脂肪です。

この脂肪のメリットは、身体を外の気温との温度差から守ったり、どこかにぶつかった際の衝撃を吸収したりするということになります。

男性よりも女性に付きやすいと言われている脂肪ですが、皮膚のすぐ下にあるため一度たまってしまうと落ちにくいという欠点があります。備蓄エネルギー用の脂肪になりますので、燃焼しにくいのです。

内臓脂肪によって肥満になるよりは、皮下脂肪が多くついて肥満になる方が生活習慣病などにはなりにくいと言われています。

外見上は肥満と一目でわかってしまいますし、皮下脂肪が付きすぎると身体に負担がかかってしまいますのであまりよくありません。

また皮下脂肪が代謝されない状態でいると、セルライトが発生しやすくなります。

皮下脂肪は、皮膚の下にある脂肪になりますので、つまむことができます。そのため、皮下脂肪の厚さで肥満度をチェックすることができるのです。正確なチェックではないのですが、自分がどれくらいの肥満なのかをなんとなく確認することは可能です。

皮下脂肪をつまんでみて、お腹周りが4センチ以上、二の腕が1.5センチ以上、太ももは1.6センチ以上の場合は少々肥満を意識した方がよさそうです。

燃焼しにくい皮下脂肪ですが、運動や食事制限によって徐々に取り除いていくことが可能です。また、皮膚のすぐ下にあるということもあり、マッサージなどの外からの圧力も加えやすくなります。


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脂肪とは:内臓脂肪

内臓脂肪とは、内臓の周りに付く脂肪のことを言います。

この脂肪はたまりやすいのですが、落ちやすいというメリットもあります。

男性、女性共につきやすい脂肪で、歳を重ねるごとに付きやすくなってきます。

内臓脂肪がたまって肥満になると、高脂血症や高血圧、糖尿病などを発症させやすくなってしまい動脈硬化などの原因となります。

メタボリックシンドロームという内臓脂肪型肥満の状態を呼ぶ症状が、これらの病気を引き起こしやすい状態になります。

内臓脂肪は身体の内部に付く脂肪になりますので、外見からはわかりづらいものになります。どれくらいの脂肪がついているのかを正確に確認するには、CTスキャンなどを用いて断面映像をチェックすることになります。

体脂肪計などには内臓脂肪が多いか少ないかのチェックができるものもあります。

内臓脂肪がついていたとしても、外見的には痩せているという方もいらっしゃいます。大丈夫だと思っていても、体脂肪率を測定すると値が高いということもあり、隠れ肥満と呼んでいます。

内臓脂肪は筋肉を動かす際などのエネルギー源として利用されていますので、基本的には代謝が活発なものになります。そのため、運動や食事制限をすることによって簡単に落とすことができる脂肪でもあるのです。


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脂肪とは:中性脂肪

中性脂肪は、ぜい肉と呼ばれているもので、お腹などについている柔らかいぜい肉のことです。

基本的に中性脂肪は食事などによって摂取され、体内に貯蓄されるものになります。貯蓄後は体内の重要なエネルギー源となるのですが、すぐに使われることはなく万が一に備えて体内に蓄えられることになるのです。

人間が身体を動かす際には、血中の糖分をエネルギー源として使用することになります。しかし糖分が足りずにエネルギー不足の状態になると、代わりに中性脂肪を使うことになります。また寒い冬場には、体温を一定に保つために断熱材として働くことがあったり、ぶつけたりした時にクッションのような役割を果たすこともあります。

しかし中性脂肪を溜め込むことによって、血液がドロドロになったり肥満になったりしてしまいます。中性脂肪は、適度な蓄積でしたら身体のエネルギーとして使われるため問題ないのですが、使われないまま増え続けるとその過剰分が皮下脂肪や血液に蓄積されることになるのです。

この状態が長期的に続いてしまうと、心筋梗塞や肝硬変などの心疾患や、動脈硬化、脳梗塞のような病気に進展することもあり得ます。コレステロールの摂りすぎも同じように疾患を引き起こすのですが、中性脂肪値が高いのはコレステロールよりも危険だと言われています。

エネルギーを消費すれば段々と減っていく脂肪になりますので、特に有酸素運動などの運動を繰り返していくことによって中性脂肪は徐々に減っていきます。


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脂肪とは:体脂肪率

体脂肪率というのは、体重に対しての脂肪の割合のことです。体重が50キロの方の脂肪が15キロだった場合の体脂肪率は30%、脂肪が10キロだった場合の体脂肪率は20%ということになります。

体脂肪率の目安は、30歳未満の男性の方の標準値が14%~20%くらいになります。

30歳を超えた男性の方は17%~23%くらいが標準値となっています。逆に体脂肪率が25%を超えてしまう場合は肥満と判断されます。

女性の方は男性よりも体脂肪率が高くなります。30歳未満の女性の方の標準値は17%~24%となります。30歳を超えた女性の方は20%~27%となっています。肥満と判断されるのは、体脂肪率が30%を超える方です。

ご存じのとおり、体脂肪率が高いと様々な病気を引き起こす原因となります。しかし反対に、体脂肪率が低すぎる場合も身体に異常が出てくる場合があります。

体脂肪率が、男性の場合は5%未満、女性の場合は15%未満の場合は風邪や感染症にかかりやすくなったり、女性は生理不順を起こしたりすることもありますので気を付けましょう。

普段から運動をしている方としていない方とでは、身長や体重が同じくらいであったとしても体脂肪の比率が変わってきます。

          
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脂肪とは:セルライト

セルライトとは脂肪のかたまりのことで、太ももやお尻の皮膚にできやすいです。

表面から見ても脂肪のかたまりがデコボコになっています。

見た目がオレンジの皮のようにも見えるため、オレンジスキンと呼ばれることもあります。

このデコボコは、皮下脂肪と体内の老廃物が集まって固まってしまったものになり、有酸素運動などの脂肪燃焼方法では取り去ることが難しいと言われています。

脂肪細胞は、身体の血行が悪くなったり身体が冷えてしまうと燃焼率が下がってしまいます。燃焼しきれなかった脂肪細胞は、大きな塊となってセルライトとなるのです。

冷え症の方や身体がむくみやすい方などは、セルライトができやすいと言われています。

外見的に痩せて見えるような女性でも、多くの方がセルライトを持っているという傾向にあります。

セルライトは定着してしまうと非常に取りにくいものになりますので、そうなる前に除去しなくてはなりません。

皮膚の下で脂肪と老廃物が固まったものになりますので、食事制限などをしても除去することは難しいものになります。

基礎代謝の低い女性にできやすいものなのですが、セルライトができてしまった女性はクリニックなどに行って、セルライトを除去する専用の機械などで取り除くことが可能です。

セルライトがあるからと言って、特に大きな病気の原因になるようなことはないのですが、むくみや冷え症を悪化させることはあるようです。

セルライトができないように、普段から脂肪の蓄積を防ぐ脂肪燃焼運動を続けていきましょう。


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女性が太りやすいワケ

女性の身体は、男性に比べると脂肪が付きやすくなっています。脂肪の質などは変わらないのですが、女性の場合は子供を産み育てるという必要があるため、より多くの脂肪を蓄えなければならないのです。

子供を産む際の飢餓に備えるために、女性の身体は全体が丸みを帯びています。これは身体が皮下脂肪を蓄えてるのであり、子を身ごもった際には胎児を保護したりするために必要になってきます。

女性ホルモンは体内で様々な働きをするのですが、その働きの一つとして脂肪を作るというものがあります。男性と比べると女性の体脂肪率は10%ほど多いのですが、これは女性ホルモンの働きだと言われています。

特に小学校高学年頃の思春期になると、女性は内分泌腺の活動が盛んになります。女性ホルモンの分泌が多くなるため、体重が急激に増えて皮下脂肪が付きやすくなります。この時期を迎えて体つきが女性らしくなり、初潮を迎えることになります。

この時期はダイエットに関心を持つ時期でもあるため、太ったと勘違いして無理に痩せようとしてしまいます。拒食症になったり、逆に過食症になってしまうこともありますので注意しなければなりません。

妊娠中も無意識に食べる量が増えていきます。しかし妊婦さんは基本的に運動量が少ないため、妊娠中は太りやすいのです。

出産を終えたとしても授乳期にさらに太ることもあります。


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糖尿病とメタボリックシンドローム

内臓脂肪が増加した状態では血糖を下げるホルモンであるインスリンの働きを悪くするホルモンが分泌されます。また同時にインスリンの働きを良くするホルモンの分泌も悪くしてしまいます。

この状態ではすい臓はがんばってより多くのインスリンを産生するようになり、体内の血糖値を正常に保とうとします。

この状態が長期間続いた場合、すい臓の働きが次第に悪くなり、すい臓のインスリン産生能力が下がってきます。この状態になると食後に産生されるはずのインスリンが産生されなくなることから、体内の血糖値が大幅に上昇し、様々な合併症を引き起こすことになります。

糖尿病と合併症
糖尿病には多くの合併症が存在することが明らかになっています。いかに一例を挙げます。

・心筋梗塞
・脳梗塞
・閉塞性動脈硬化
・腎症
・網膜症

糖尿病の治療法糖尿病の基本的な治療法は食事療法および運動療法です。車輪の両輪にたとえられるように、糖尿病の治療法は食事と運動の両方をこなしていく必要があります。


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