血液サラサラにする食べ物:黒酢

血液サラサラにする食べ物として、酢があります。

酢に含まれているアミノ酸の中に、アルギニンという成分が含まれていて、このアルギニンが血液サラサラに作用すると言われています。

アルギニンは、摂取することで体内で一酸化窒素を作り出し、この一酸化窒素が血管を拡張し血流を改善する役割を果たします。

黒酢はアミノ酸の含有量が非常に多く、それらの成分には動脈硬化、高血圧、高コレステロール、痴呆、骨粗しょう症、胃潰瘍、肝障害などの生活習慣病を予防改善する効果もあり、血液サラサラを目指す食生活の改善ではとても効果的と言えます。

脂肪の燃焼を助ける作用があるため、肥満の改善・予防、産後のダイエットなどにも黒酢の効能はあると言われています。


黒酢の特長は豊富なアミノ酸にあります。

人間の体の大部分はアミノ酸からできており、体内で毎日アミノ酸を消費しています。

アミノ酸の不足は身体がパワーを生み出すことができず慢性的な疲労感の原因になることもあります。

血液サラサラに効果的な黒酢ですが、そのまま飲むには臭いやすっぱさが苦手な方も多いと思います。

そんな方には黒酢のサプリメントがオススメです。

<黒酢の効能>

血管の老化改善、高脂血症の改善、血糖値や血圧の降下、抗アレルギー、HDLコレステロールの増加、脂肪燃焼のサポート


             

血液サラサラにする食べ物:海藻

昆布やワカメなどの海藻類に含まれるぬめり成分のアルギン酸には、血糖値の上昇を防いだり、コレステロール値を下げる働きがあり血液サラサラを目指すには効果的と言えます。

昆布は血圧を下げると言われていますが、これはアルギン酸の作用によるものです。

アルギン酸は水溶性食物繊維の一つで海藻多糖類の一種です。

アルギン酸は、コレステロールを減少させ、血液を降下させる働きがあり、そのほかにも便秘解消、動脈硬化の予防などの作用もあります。
貧血や便秘にもよく、最近ではガンの予防にも効果があるといわれて研究されています

血液サラサラに効果的なアルギン酸は、ワカメ、昆布、ひじき、あらめなどの海藻類に豊富に含まれますが、その量はワカメが圧倒的に多く、ワカメの乾燥重量の40%~60%がアルギン酸です。

ワカメに続いてアルギン酸が豊富なのは昆布で、乾燥重量の30%程度含まれています。

昆布は、お味噌汁や料理のだしを取るのに使うことが多いと思います。
だしには、アルギン酸は少ししか溶け出さない性質がありますので、血液サラサラを目指すには、だし用として使うだけなく、昆布そのものを食べるようにしましょう。

また、アルギン酸は体内に吸収しにくい性質があります。
れを解消するにはお酢の吸収力の力を借りるのが有効です。料理に酢を使うことで吸収力を高めることができます。
たとえば、わかめの酢の物などお酢を使った海藻類を積極的に摂取すると血液サラサラに効果があります。


                                     

メタボ基準とは

メタボ基準は、日本肥満学会などが定めた診断基準です。メタボ基準は、脳梗塞・心筋梗塞の予防目的で設定している為、国際糖尿病連合(IDF)のメタボ基準とは異なります。

ウエストが基準値以上、そして血圧値・血清脂質・血糖値の内2項目以上に該当する場合、メタボリックシンドロームに該当します。

ウエスト (男性)85センチ以上
     (女性)90センチ以上
血圧 (最高血圧)130mmHg以上、又は
   (最低血圧)85mmHg以上
血清脂質 (中性脂肪)150mg/dL以上、又は(HDL・善玉コレステロール)40mg/dL未満
血糖 (空腹時血糖)110mg/dL以上


メタボ健診

メタボ健診(特定健診制度)は、2008年4月40歳から74歳までの医療保険加入者を対象に実施することが義務付けられました。メタボ健診の義務化の目的は、増加する医療費の削減です。最近後期高齢者医療制度が話題となりましたが、日本では医療費の増加が続いています。また今後も高齢化の進展により、医療費は増加すると推測されています。その為メタボ健診を義務化することにより、増加する医療費を削減することを狙っています。

メタボリックシンドロームは、自覚症状はほとんどなく、突然心筋梗塞・脳梗塞になることがあります。しかしメタボリックシンドロームに該当する人や予備群の人は、メタボリックシンドロームへの意識が低いのが現状です。その為メタボ健診を義務化することにより、健康への意識を高め、メタボリックシンドロームの予防を啓発しているのです。そして健康への意識を高めることができれば、医療費も削減できるのです。


メタボリック対策

メタボリックシンドロームはお腹や内臓の周りに脂肪が溜まった状態が原因になっています。肥満は、大きく2つのタイプに分かれます。ひとつがお腹の中の内臓の周りに脂肪が蓄積する「内臓脂肪型肥満」。もうひとつが、下腹部や腰、おしり、太ももの周りの皮下に脂肪が蓄積する「皮下脂肪型肥満」です。

メタボリック対策は、「内臓脂肪型肥満」、「皮下脂肪型肥満」ともに必要です。このうち、内臓脂肪型の肥満は、一見、それほど太って見えないことが多いのですが、実は高脂血症、高血圧、糖尿病を引き起こして動脈硬化を進める原因になることがわかってきました。

メタボリックシンドロームとは、一つひとつは軽症でもこうした「内臓脂肪型肥満、高脂血症、高血圧、糖尿病」など、動脈硬化を進めるリスクを複数併せ持った状態のことをいいます。